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宮古島の聖地「漲水御嶽」の魅力と観光の見どころ

「漲水御嶽(はりみずうたき)」は宮古島にあるもっとも格式の高い御嶽です。御嶽というのは古くから信仰されてきた沖縄地方の宗教の聖地です。

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宮古島「漲水御嶽」の基本情報

宮古島「漲水御嶽」とは

「漲水御嶽」は宮古島の平良港近くの市街地にある御嶽です。ここは宮古島にある御嶽の中でもっとも格式の高い場所で、最高の霊場とも言われます。というのも、宮古島の創世に関わる重要な聖地で、神話にも登場する場所だからです。

御嶽というのは、1429年に創られた琉球王国が制定した琉球信仰の聖地の総称ですが、「漲水御嶽」の歴史は大変古く、1429年以前から島民たちに信仰されていました。

御嶽は一部観光地化されているところもありますが、基本的には立ち入ることが禁止されており、特に男性は入場できないところが多いです。これは沖縄の信仰では神に仕えるのは女性であることからと言われています。しかし「漲水御嶽」は男性も女性も立ち入りを許されている宮古島では数少ない御嶽です。

「漲水御嶽」はガジュマルの木に囲まれており、鬱蒼とした中にあり、木に守られているかのようです。その様子が神聖さを醸し出しており、まさにパワースポットという雰囲気です。

宮古島「漲水御嶽」へのアクセス・駐車場・最寄り駅

「漲水御嶽」は宮古島の市街地にあり、宮古空港から車で約10分、市役所平良庁舎から車で約3分、平良港からは徒歩10分、という好立地です。宮古空港からも市役所平良庁舎からも国道243号線の平良港の交差点の少し手前です。駐車場はありませんが、近くにある宮古神社の鳥居前の駐車場を利用してください。

宮古島「漲水御嶽」の魅力と楽しみ方

それでは「漲水御嶽」の魅力とその楽しみ方を詳しくご紹介します。

宮古島「漲水御嶽」の歴史と重要文化財

「漲水御嶽」の歴史はまだ人間がこの世界に生まれる前、神話の世界です。日本列島はイザナミとイザナギが八百万の神を創ったところから始まりますが、それと同様、宮古島を創った神の話です。

天界の天帝に宮古島の守護神になるよう命じられた男神である古意角(こいつの)と女神の姑依玉(こいたま)が天から降り立った場所が「漲水御嶽」のある場所です。

「御嶽由来記」には古意角との姑依玉は協力して土地を開墾し、子どもを産み子孫を増やして宮古の地を創りました。その後、天へ帰っていったとあります。降り立った場所に民が御嶽を作り、拝んだところ、島はますます栄えたので、「漲水御嶽」は現在もなお、島民から厚い信仰を受けています。

それから数百年が経った頃の「漲水御嶽」の話があります。平良に住む高貴な夫婦が子宝に恵まれなかったため、天に祈ったところ、美しい娘を授かりました。

その娘が年頃になったある日、突然身ごもりました。相手が誰なのか父母が問いただしたところ、毎晩若い男がやってくることがわかりました。その男の正体を確認するため、父母は娘に長い糸をつけた針を男の髪に刺すに言いました。翌朝その糸を辿って行くと漲水御嶽の洞窟にたどり着き、中には首に針の刺さった白い大蛇がいたそうです。

その夜、毎晩やってくる若い男が娘の夢に現れ、「自分は漲水御嶽の守護神である古意角の化身で、あなたはこれから3人の娘を産みます。その子たちはこの島の守護神になる身なので、3歳になったら漲水御嶽に連れて来なさい」と言ったそうです。

その男の言うとおり、娘は3人の女の子を産みました。3歳になるまで育て、漲水御嶽に連れて行ったところ、中から大蛇が現れ、子どもたちはそれぞれ大蛇の首、腰、尾に抱きつき、大蛇は天に昇り、子どもたちは御嶽の中に消えてしまったそうです。そして宮古島の守護神になったそうです。

その後、歴史に「漲水御嶽」に出てくるのは1500年のことです。この辺り一帯を統治していた仲宗根豊見親が、オヤケアカハチが起こした乱を神霊の加護で征討することができたら、「漲水御嶽」を整備すると戦勝祈願しました。乱を無事征討することができた仲宗根豊見親は、約束通り、「漲水御嶽」の整備を行い、御嶽の南側の石垣はこのときにできたものと言われています。

この石垣は当時の石造りの技術を知るうえでとても貴重なものとなっており、「漲水御嶽」とともに1974年には宮古島市の史跡に指定されました。

「漲水御嶽」の参拝方法

御嶽は今でも沖縄の人たちにとって大切な信仰の場です。そこを観光で訪れるのですから、最低限のマナーは知っておきたいものです。先ほども書きましたが、御嶽には立ち入り禁止の場所、男子禁制の場所があります。また、ユタさんと言われる巫女さんと一緒なら入ることができる場所もあります。そのような中で「漲水御嶽」は誰でも立ち入ることができる宮古島唯一の御嶽です。

「漲水御嶽」には神社と同じように鳥居の奥に拝所があります。基本的には神社と同じように手水舎で手や口を清めてから鳥居まで行き、その前で一礼し中に入りましょう。出るときにも一礼してから出ましょう。鳥居をくぐったら、神様の通り道の真ん中は通らず、端を歩き拝所まで行きましょう。拝所の門の前ではまた一礼しましょう。

拝所では神社とは違い、柏手は打たずに手を合わせて「拝み」を捧げてください。まずは御嶽の神様にどこから来た誰なのか自己紹介しましょう。このとき、生年月日は伝えた方かいいようです。そして、宮古島に、御嶽に訪れることを許していただいたお礼言ってください。観光に訪れたことと、その目的を伝え、最後にこの旅の無事を祈ってください。

御嶽に訪れるのなら、自分は観光客であることを自覚しましょう。そして、宮古の人や神様から受け入れてくださったことを感謝しましょう。御嶽には拝みに来る地元の方も多いです。もし拝む方がいたら、邪魔にならないよう、外で待つようにしましょう。

「漲水御嶽」の猫たち

「漲水御嶽」周辺には猫が住んでいるようです。中にお供えをしたものを食べたりしているようですが、地元の人たちも神様の猫としてかわいがっており、人懐っこく癒されます。気まぐれな猫のことなので、訪れた時にいるかいないかは猫次第ではありますが、宮古島では有数の猫出没スポットです。

仲宗根豊見親の墓

「漲水御嶽」を少し北に行ったところには仲宗根豊見親の墓があります。ここは宮古島の首長の仲宗根豊見親が父親の真誉之子豊見親の霊を弔うために作った大きな墓で、インカ帝国の遺跡のように石が積まれてピラミッドのような形状です。この墓の構造は宮古島特有のものと沖縄本島のものとが折衷されており、本島との交流があったことがわかります。

13段の階段があり、その上には7本の石柱が配置されており、井戸もあります。仲宗根一族の権力のほども伺え、見応えがあります。

住所:沖縄県宮古島市平良西仲宗根真玉3-4
交通アクセス:平良港から車で15分、宮古空港から車で20分
入場料:無料

宮古神社

「漲水御嶽」のすぐ近くには宮古神社があります。ここは1590年に平良大首里大屋子が創った神社で、赤瓦葺きの本殿が沖縄らしいです。国内最南端の神社でもありますが、狛犬がシーサーのようだったり、南国テイストに溢れています。

住所:沖縄県宮古島市平良字西里5−1
交通アクセス:平良港から徒歩で6分
通行料:無料

宮古島「漲水御嶽」まとめ

今回は宮古島にある最高の聖地「漲水御嶽」について紹介しました。ここは平良港にも近く、市街地にあるので、アクセスも良い御嶽です。御嶽の中には立ち入り禁止の場所がほとんどですが、「漲水御嶽」は観光客の立ち入りもできます。

「漲水御嶽」は手軽に行ける場所というイメージがしますが、ここは宮古島創世に関わる神話の頃から信仰されている、島では重要な信仰の聖地です。参拝の最低限のマナーは守り、訪れることができることに感謝し訪問するようにしましょう。

宮古島の独特な宗教的側面を垣間見ることのできる「漲水御嶽」、心を静かにしてお参りさせていただいてくださいね。

住所:沖縄県宮古島市平良西里8
交通アクセス:宮古空港から車で約10分、市役所平良庁舎から車で約3分、平良港からは徒歩約10分
通行料:無料

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