日本の最南端にある有人島・波照間島。ここには同じ日本とは思えない豊かな自然と穏やかな気候の中で暮らす、優しくて気さくな島の人々がいます。
心が洗われるようなゆったりとした時間の中で、美味しいグルメを堪能しながら過ごすちょっと贅沢な旅はいかがですか?
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Contents
波照間島ってこんな島

波照間島は八重山諸島にある人口500人ほどの小さな島です。空気が綺麗なので天体観測のスポットとしても人気が高く、島内には星空観測タワーもあります。
タワーのすぐそばにある断崖絶壁の下には深い青と緑のグラデーションが広がり、ここが日本の端であることが実感できるどこまでも続く地平線には時間を忘れてしまいそう。
波照間島にはタクシーやバスが走っていないため、レンタカーかレンタサイクルを借りた方がいいでしょう。ただ島には山がちの急勾配もあるので、一人旅や少人数であればレンタバイクが一番使いやすいかもしれません。
沖縄といえば美しいビーチが浮かびますが、遊泳可能なビーチはニシ浜だけ。他の場所は波が荒く危険なので入らないようにしましょう。
波照間島の美味しいものはここで!
波照間島にある食事処は、どれも島らしいゆったりと流れる時間を感じられるところばかり。雰囲気のいい観光客から人気のお店や、地元民から根強い人気のあるお店などをご紹介します。
離島では営業時間が短かったり臨時休業の日があったりとランチ難民になることも多いので、確実に行きたいところがあれば事前に電話で確認を取ることをおすすめします。
花hana食堂
外観は昔の派出所を思わせるようなシンプルな作りですが、一歩足を踏み入れるとそこはリゾート感溢れる店内、ここでは絶品のイタリアンを味わうことができます。
ゴーヤを使ったパスタはゴーヤを食べ慣れていない人にも食べやすい味わいで人気の一品。南の島らしくココナッツを加えたカレーや島野菜をふんだんに使用したラタトゥイユパスタとメニューは豊富。
ビールに合うおつまみメニューも用意されているので、ついつい昼間から一杯飲んでしまいたくなるかも?
ひまわりcafe
素泊まりで波照間島に宿泊をする際、コンビニなどがないので意外と困るのが朝食。部屋に簡易キッチンでもついていれば食材を買って調理できますが、そうでなければランチタイムまで我慢・・・なんてことになりかねません。
ここひまわりcafeは島内で唯一朝食営業を行っているお店で、旅行客の強い味方。手作りの温かみある定食で1日のスタートを切りましょう。夕方は早くクローズしてしまうためランチタイムの利用はお早めに。
海畑
ソーキそばが食べたくなったら迷わずここへ、海畑と書いてイノーと読みます。
波照間島と他の離島を繋ぐ玄関口であるターミナル内にあるので、着いてまず腹ごしらえ、帰る前の最後の腹ごしらえにぴったりです。お腹が満足するがっつりご飯の他に、かき氷のメニューも豊富なので暑い日には助かりますね。
地元の人々からもここのそばは八重山一と言われるほどの味、ぜひ堪能してみてください。
居酒屋 あがん
営業時間が短いお店ばかりの中、居酒屋 あがんでは沖縄の離島らしい雰囲気の中で夕飯をいただけます。
居酒屋定番のおつまみの中で、ゴーヤチャンプルやあさりの泡盛蒸しといったこれぞ沖縄!というアレンジの品もちらほら。オリオンビール片手にちょくちょくつまんで、締めにはソーキそば。まるで地元で飲んでいるかのようなアットホームな空間です。
パーラーみんぴか
絶品かき氷と呼ばれる甘味を味わえるパーラーみんぴかは、ニシ浜を見渡せる絶好のロケーションにあり旅行客に人気のスポットです。
ここにきたらぜひ食べていただきたいのが「波照間黒蜜スペシャル」というかき氷。ふわっふわですぐ溶けてしまう舌触りはかき氷の概念が変わります。黒蜜ときなこを使ったかき氷というのも珍しいですよね。
ランチタイムにはプレートも用意されているので、お腹を満たしたいときにもゆっくり休憩したいときにも気軽に利用できておすすめです。
kukuru cafe
看板猫が迎え入れてくれる可愛らしい店内では、ランチメニューや豊富なドリンクメニューが用意されています。ランチでは地元民いわくカレーが一押しとのこと。
また熱く火照った身体をクールダウンさせるのにぴったりなアイスキャンディーや、口コミで評判のソイラテも外せません。数少ない波照間島のカフェらしいカフェなので、ほっと一息つくがてら寄ってみてはいかがでしょうか。
ぶどぅまれー
島の家庭の味を提供してくれる食堂・ぶどぅまれーの人気メニューはソーキそば。見た目以上にさっぱりとしたスープと飽きのこない細麺、上に乗った豚肉の味付けも絶妙で飾らない本来のソーキそばを味わうことができます。
ランチタイムの営業から夜は23時までと長いので助かります。テラス席で穏やかな南風に吹かれながら食事するのも、島で過ごす醍醐味ですね。
波照間島のお土産
波照間島にはデパートやコンビニなどはなく、島民が買い物をするのは共同出資で運営している共同売店か個人経営の商店です。
東京のようにフロア全体が特産の食材やお酒で埋め尽くされた建物はありませんし、波照間島らしいお土産を探すにも共同売店は外せません。
あまり他の地域では目にしないような食材やお菓子もたくさん並んでいるので、お土産やさんでなくとも見ているだけでなかなか楽しいものです。自分用にも試してみたくなるものが見つかるかもしれませんね。
波照間黒糖
波照間島のお土産といえば波照間黒糖でしょう。余計な添加物に頼らず、本来のさとうきびの甘さを最大限に引き出した優しい甘さは一度食べたら忘れません。
小腹が空いたときに口に入れて飴玉のように舐めるもよし、コーヒーなんかのお茶請けにも相性よし。島の商店で購入できるのでぜひ探してみてください。
泡波
泡盛といえば沖縄特産ですが、今では日本全国どこにいても比較的手に入りやすくなってきています。しかし、この「泡波」という銘柄は生産量が少ない為に希少価値が高く、幻の酒とまで言われているほど。ネットでは高騰しており、泡盛ファンの中でも入手が困難なのです。
波照間島の中に酒造所がありますが、島内で消費する分ほどしか作られていないため、お土産用に持ち帰れる瓶詰めを見つけたら買いです!
波照間島へのアクセス
波照間島には空港がありますが、現在空路は使われていないため石垣島の離島ターミナルから船を利用し、所要時間は高速船でおよそ1時間ほど。竹富島・小浜島・黒島付近を通過しますが、後半は外洋になるため乗り物酔いが心配な方はきちんと酔い止めを持参しましょう。
波照間島と西表島を結ぶ航路もあるので、八重山諸島巡りの一つに加えて予定を組んでみるのもいいですね。
まとめ
いかがでしたか?
小さな波照間島ですが、ここでも絶品のグルメを堪能できるお店がたくさんあります。普段見慣れないような食材を使用していたり、これは新しい!と感じる調理方法だったりと独特の食文化が多く感じられる場所です。
沖縄料理の定番をいくのもいいですが、そのお店オリジナルのものや店主おすすめ料理をきいてみんなでシェアしてみるのも一つの楽しみ方です。
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