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琉球王朝時代にタイムスリップ!石垣島「宮良殿内」のご紹介

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石垣島は、沖縄県内の離島でもダントツの人気を誇る島。東京から1,952km、沖縄本島から411kmも離れ、八重山諸島の拠点ともいえる重要な島でもあります。周囲約162.2km、人口およそ49,000人の石垣島は、元プロボクサーの具志堅用高を輩出したことでも知られ、港には黄金色の銅像が建つほどです。

周囲を海に囲まれた石垣島は、マリンアクティビティもたっぷり楽しめますが、歴史ある建造物も多く現存し、昔ながらの趣を感じる沖縄が楽しめる場所でもあります。遠く離れた琉球王朝の一部であった石垣島では、遥か古の時に想いを馳せ、歴史ある建造物を辿ってみてはいかがでしょうか。今回は、その1つである「宮良殿内」をご紹介します。

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石垣島・宮良殿内のみどころ

「宮良殿内」は「みやらどぅんち」「めーやらどぅぬじい」と呼ばれる石垣島の古民家です。沖縄県内で国の重要文化財とされている民家が6軒のうち、1つが「宮良殿内」であり、民家という点では石垣島内で唯一の重要文化財でもあります。石垣島で歴史的建造物を見るなら外せない1軒である「宮良殿内」。魅力的なみどころをご紹介します。

宮良殿内とは?

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その人の位によって建てる住宅に厳しい決まりがあった琉球王朝時代、この土地の頭職(先島を統治する筆頭者)であった「宮良家」の当主が、琉球王朝の都・首里の貴族屋敷を真似て建設した「琉球士族屋敷」です。その豪華さ故、頭職の住む家ではないとして、幾度と無く王朝から取り壊しを命じられていたと言われています。

長く命令に従わなかった宮良家ですが、已む無く1874年に茅葺きになり、琉球王朝の没後に改めて瓦葺きに戻され、約200年ほど続く今日までの姿を築き上げてきました。守り抜いた宮良家の邸宅は、現在も宮良家当主の住居であり、現在も歴史を重ね続けています。

住居でありながら国の重要文化財でもある宮良殿内。内部を見ることはできませんが、敷地内の見学は可能で、立派な庭園までも見ることができます。琉球王朝時代の士族屋敷建築で見逃せないポイントは4つ。みどころをおさえて、宮良殿内をたっぷりと見学してみましょう。

住所:沖縄県石垣市字大川178
問合せ:0980-82-2767
営業時間:9:00~17:00 ※火曜日定休
入館料:200円

石垣

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宮良殿内を目指すと、一番に見えてくるのが敷地を囲う石垣です。しっかりとした造りの塀は琉球石灰岩で作られ、周囲を卓越するかのような雰囲気に覆われています。敷地の角にあたる部分は、丸く削られた石垣となっており、当時頭職として宮良家が権力をもっていたことを物語る一部です。

ヒンプン

中国から伝来した屏風(ヒンプン)は、門と母屋の間に建てられた目隠しの塀のことです。これは中国貿易が盛んであった琉球王朝時代ならではのもの。また、直進しかできない魔物(マジムン)を避けるための魔除けの意味合いももっています。宮良殿内は築地塀形式の立派なヒンプンが建てられ、祭事などではヒンプンの中央にある門を使っていました。

またこのヒンプン横には、国の重要文化財へ指定されていることを示す石碑が建っており、観光では見逃せない一部でもあります。門をくぐりぬけると、行き止まりのように現れるヒンプン。他の地域では見られない屋敷造りをぜひご鑑賞下さい。

母屋

石垣の奥にひょっこりと顔をだす、朱色の屋根瓦。そこが宮良殿内の母屋です。台風などの自然災害を乗り越え、幾度と無く修復しながら、赤瓦の屋根を保ち続けています。木造で建てられた母屋も200年ほど歴史を積み重ねていますが、その骨組みはどっしりとして、さらに虫のつきにくい木材を用いるなど、現存に繋がる洗練技術が用いられています。

母屋内部は現当主の住居であるため入ることはできませんが、調度品の展示棚も設置されており、その佇まいを見るだけでも琉球古民家の良さを体感できます。

庭園

石垣と同じく、琉球石灰岩を用いて作られた「枯山水庭園」。首里の庭師であった城間親雲上(ぐすくまぺーちん)が手がけ、当時の士族屋敷にあった庭園を再現しています。琉球石灰岩と沖縄ならではの植物が植えられ、思い浮かべる枯山水庭園の風景とは、また一味違う趣きです。

戦時中にほぼ消失した琉球王朝の庭園は、奇しくも、幾度と無く建て直しを命じられた「宮良殿内」で現存することとなり、当時の面影を辿ることができる貴重な場所になりました。宮良殿内を訪ねるなら、庭園も見逃せないスポットです。

宮良殿内とあわせて見たい!八重山の重要文化財

石垣島を筆頭とした八重山諸島では、宮良殿内以外にも国の重要文化財があります。石垣島観光へ訪れるなら、近くの歴史的建造物もあわせて見ておくことをおすすめします。県や国の文化財登録をされている建造物は数ありますが、今回は「国の重要文化財」である建造物をご紹介します。

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権現堂(石垣島)

石垣島に残る日本唯一の近世社寺建築である遺構「権現堂」。薩摩藩が時の琉球王へ進言し、熊野権現を祀るため、1614年に隣に建つ「桃林寺」と共に建てられた建造物です。お寺は沖縄県全域でも数少なく、桃林寺は日本最南端のお寺でもあります。1771年に起こる“明和の大津波”や戦時中に破損を繰り返しましたが、修復されて今の姿が残っています。

薩摩藩の進言によって建てられた寺社でも、建物の造りは沖縄らしい“赤瓦の屋根”や“朱色”を特徴的に使った琉球仕様であること。権現堂には竜頭や対の象など、本州では見られない飾りが施されています。ここで見逃せないのはもう1つ。桃林寺の入口付近にある、沖縄最古の仁王像。県指定の有形文化財でもあります。

住所:沖縄県石垣市字石垣285
料金:無料

旧和宇慶家墓(石垣島)

沖縄のお墓といえば、“亀甲墓”などの巨大な形が有名。これは中国の影響を受けて作られるようになったもので、「旧和宇慶家墓」はそれまでの洞穴式墓から亀甲墓へ遷移する途中の墓であるとして、重要文化財に指定されました。亀甲墓も沖縄にしかない珍しいものですが、「旧和宇慶家墓」は本土の人にとっては、もはや遺跡のように見えますね。

住所:沖縄県石垣市字大川宇志原1117-1
料金:無料

旧与那国家住宅(竹富島)

石垣島からフェリーですぐの竹富島。ここにも石垣島の宮良殿内と同じく、昔の住宅でありながら国の重要文化財に指定された建物があります。主屋である「フーヤ」、台所の「トーラ」、拝所やヒンプン、珊瑚の石垣などを置き、昔ながらの住居形態を知ることのできる価値のある建物です。

竹富島初の重要文化財は、石垣島と同様にタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ。

住所:沖縄県八重山郡竹富町字竹富536
料金:無料

石垣島「宮良殿内」で琉球王朝時代にタイムスリップ!

いかがでしたでしょうか。今回は、石垣島に残る国の重要文化財「宮良殿内」と、周辺の歴史的建造物をご紹介しました。琉球王朝時代を思わせる宮良殿内、同じく石垣島の権現堂、旧和宇慶家墓、そして竹富島の旧与那国家住宅。どれもその時代を生きた人々を感じ、時代の移り変わりを学べる場所でもあります。

石垣島旅行では、ぜひ歴史ある建造物も辿り、美ぬ島をたっぷりと楽しんで下さいね!

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