糸満市は沖縄本島の最南端に位置しており、魅力的な観光スポットを多く持っている観光都市です。糸満市の観光をよりよいものにするために、宿泊するホテル選びはとても大切です。ホテル選びを間違えてしまうと、せっかく楽しみにしていた旅行も台無しになりかねません。
ホテルでの滞在に重きを置いて長時間過ごしやすいリゾートタイプがいいのか、食事やお土産にお金をかける分ホテルは安価なタイプがいいのか、海で遊ぶことを第一に考えてビーチまで徒歩圏内のホテルがいいのか、その旅行で一番重視したいポイントを明確にしてニーズに合ったホテルを選びましょう。
スポンサードリンク
Contents
糸満市ってどんな場所?
糸満市は沖縄県の南部に位置していて、昔からの美しい自然が多く残り穏やかな時間の流れを感じられる場所です。
那覇からの距離も近いのでアクセスもしやすく、半日でドライブがてら気軽に一周することもできます。
旧暦を祝う伝統行事が続いており、旧正月には港に色とりどりの旗をなびかせた漁船が数多く並ぶ光景が見られることで有名です。
また糸満市には沖縄戦に関する施設や資料館が多く、県外からも学校の校外学習や修学旅行で多くの子供たちが訪れています。
もちろん糸満市にも沖縄が誇る美しい海が広がっており、夏のシーズン期には多くの観光客でにぎわいを見せます。
糸満市のおすすめホテル
そんなアクセスもしやすい糸満市。
ここを拠点にすることが決まれば、次はホテル選びです。
糸満市には有名なリゾートホテルからアットホームな民宿まで多くの宿泊施設が点在しています。
同じホテルに連泊するもよし、いくつかのホテルを利用してみるのもおすすめです。
サザンビーチホテル&リゾート沖縄
糸満市のリゾートホテルといえばここ!
サザンビーチホテル&リゾート沖縄は空港から一番近いダイレクトリゾートと言われています。
視界いっぱいに広がる美しい沖縄の海に白い砂浜、ドラマや映画のロケ地として使用されたこともあり、婚礼の会場としても人気のホテルです。
館内はリゾートホテル名に恥じない高級感あふれるデザインで、お土産ショップやプールもあったりと設備も充実。
3つのレストランがあり、連泊でも飽きることなく美味しい食事を楽しむことができます。
季節営業でバーベキューをすることもでき、プールサイドで美しい夕日を横目に潮風を感じながら味わうディナーはいかがでしょうか。
ホテルが主催しているプログラムも多数用意されており、ポールを持ちながら市内をウォーキングしていくものや泡盛の工場見学、沖縄料理の手作り体験まであるので思い出づくりにぜひ利用してみたいですね。
遊び疲れたらスパでマッサージをどうぞ。翌日も朝から全力で旅行を楽しめます。
南海ホテル糸満
創業30年、海人(うみんちゅ)の宿として地元の生活を肌で感じられるようなホテルです。
地元の人々が多く訪れる市場までは徒歩5分ほど、観光客向けのお土産店ではお目にかかれないような食材が見つかるかもしれません。
一部屋一名あたり2,800円からと安価なので、極力費用を抑えたいときには嬉しいですね。
一人での利用でもツインルームを手配してくれるので広々使えてゆったり過ごせそうです。
仲間とわいわい、または一人旅におすすめです。
ペンション・喫茶 南の楽園
沖縄本島の最南端にあるホテルで、二階建ての可愛らしいログハウスの造りになっています。
一階部分が喫茶店で二階が宿泊施設、部屋の窓から見える慶良間諸島に沈む夕日が美しく、これがリピーターの多い理由の一つです。
周りにはサトウキビ畑やバナナ畑が広大に広がり、自然の中でバーベキューや花火をして楽しむこともできます。
またこだわりの泡ぶろも用意されており、希望でローズマリー風呂に入浴も可能。
長期滞在向けのプランも用意されているので、いつものビジネスホテルではない出張を体験してみてはいかがでしょうか。
食事は手作りの沖縄料理がメインで、オーナーから沖縄情報を聞きながら味わう時間も旅の醍醐味ですね。
民宿糸満ガリガリーおおしろ
赤い外壁を緑が多い、レトロな雰囲気が漂う民宿の隣にはこれまたレトロなカフェが併設されています。
時間を忘れてのんびりくつろげるカフェで、地元の食材にこだわったおいしい沖縄料理を堪能しながら、何もしない贅沢をするのもいいですね。
雑誌などのメディアにも多数掲載されており、数ある民宿の中でも、ここ民宿糸満ガリガリーおおしろを目当てにくる人たちが絶えません。
宿泊した人からのメッセージや思い出の品、旅の記録が壁一面にずらっと並び、どこか懐かしくまたここに帰ってきたくなるような不思議な魅力がある場所です。
糸満市の観光スポット
糸満市に滞在するのであればぜひ訪れたいスポットや、一度は見ておきたい場所をご紹介します。
美しい光景と自然のある糸満市には、決して忘れてはいけない歴史の傷跡が多く残されているのです。
喜屋武岬
沖縄戦跡国定公園にしていされており、本当の最南端に近い場所にあります。
ここは沖縄戦当時、米軍に追い詰められた人々が身を投げたという悲しい歴史のある岬でもあります。
公園内は綺麗に整備され、岬からは180℃のパノラマで鮮やかな青い海が広がっており、地平線までくっきりと丸い地球を実感できるような光景が広がっています。
断崖絶壁の眼下には透明度の高いエメラルドグリーンのグラデーションを見ることもでき、この美しさの裏にあった出来事を考えるとまた違ったように見えるのではないでしょうか。
ひめゆりの塔
第二次世界大戦で日本の激戦地となった沖縄では、女学生たちが負傷した人々の看護にあたるために多く戦場へ動員されました。
しかし激しい銃撃や砲弾を浴び、彼女たちのほとんどが糸満市内で命を落としたのです。
そんな戦地で自らの命を危険にさらしながら懸命に看護にあたった「ひめゆり学徒隊」の慰霊碑として、一番酷く犠牲を出したとされる第三外科壕跡の跡地に建てられたのがひめゆりの塔です。
当時の物資の不足などから高さは数十センチほどのものですが、今なお多くの人々がこの地に訪れています。
平和祈念公園
昭和47年より本格的に都市公園として整備がすすめられ、広大な敷地の公園内には戦時中の様子が記録された手記や写真、戦死者の遺品などが数多く展示されている平和祈念資料館や、永遠の平和への願いを込めた平和記念像、戦争で命を落とした人ずべての名前が刻まれた平和の礎などがあります。
兵士や一般の人々も含め、第二次世界大戦では沖縄の地で24万人もの人命が失われています。
数えきれないほどの人々が受け入れがたいその死を悲しみ、この悲劇は二度と繰り返してはならないと強く願いました。
そして時は流れ、公園内のある広場には楽しそうにピクニックをする家族や旅行客らが憩いの場としてくつろぐ姿があります。
過去の事実を知れば、平和な世界が当たり前ではないということに気付かされるのではないでしょうか。
まとめ

沖縄のリアルな歴史に触れられる貴重な場所であり、豊かな自然の中で温かみを感じられる場所でもある糸満市。
本島の旅行ではついつい那覇から北部へ向かうプランになりがちですが、南部にも記憶に残るようなさまざまなスポットがあります。
気になるホテルを利用して、ゆったりとした時間の流れる糸満市を満喫してみてはいかがでしょうか。
スポンサーリンク