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沖縄の方言「めんそーれ」の意味と由来、使い方

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「めんそーれ」は沖縄旅行していたらよく聞く言葉の一つです。しかしその意味についてはよく知らない、という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は沖縄の方言「めんそーれ」の意味と由来、そして使い方について紹介します。

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沖縄の方言「めんそーれ」の意味とは

沖縄の方言「めんそーれ」の意味は簡単に説明すれば、「いらっしゃい」という意味です。しかし稀に「こんにちは」という挨拶がわりに代用されることもあります。

ただ「いらっしゃい」という言葉は、状況や関係性によって意味が変わる場合がありますよね。

例えば店員が店を訪れたお客に対して使えば、「ようこそ来てくださいました」となりますが、まだお客が店に入る前であれば「入ってきてください」という招き入れる意味となります。

このように「めんそーれ」は「いらっしゃい」と同じように状況によって微妙に意味が異なる言葉です。そこまで厳密な意味を意識しながら使う必要はありませんが、東京や大阪の人が沖縄で沖縄方言を使う場合は、誤った使い方はしないように注意が必要です。

沖縄は日本国内の沖縄県ではありますが、ほんの100数十年前までは琉球王国という別の国だった場所です。地域によっては士族の末裔が多く住む場所もあります。したがって失礼な方言の使い方は失礼にあたる場合があるのです。

「めんそーれ」に限らず、現地の人に対して沖縄方言を使う際はできるだけ正しい意味で使うことを意識しましょう。

沖縄の方言「めんそーれ」の使い方

「めんそーれ」の意味は先ほど紹介した通り「いらっしゃいませ」です。ではこの「めんそーれ」はどのような場面で使えばいいのでしょうか。その一例を以下に紹介します。

自宅に客人を迎え入れる時

昨今では放射能問題などで都会から沖縄に移住する人は珍しくありませんが、沖縄に移住して現地で友人ができる場合がりますよね。

そして関係が親密になると、自宅に招き入れる機会もできるかもしれません。自宅に友人等の客人を招き入れる際に「めんそーれ」は使えます。「ようこそ来てくださいました」という気持ちを沖縄の方言で伝えたい時に使いましょう。

友人とカフェで待ち合わせして先について待っていた時

これは半分冗談のような使い方ですが、友人や知人とカフェで待ち合わせをしたとしましょう。その際、待ち合わせ時刻よりも早く到着する場合がありますよね。

もしこのようなシチュエーションで、後から友人が来たら、最初の第一声は何と声をかけるでしょうか。「久しぶり」、「こんにちは」、「どうも」、など関係性により異なりますが軽い挨拶から会話がはじまりますよね。

使う人は少ないかもしれませんが、「めんそーれ」は軽い挨拶としても使えます。相手と親しい関係であればこのようなシチュエーションの待ち合わせの第一声でも使えます。

空港で客人を迎え入れる時

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沖縄は観光地しても人気があるので、移住すれば友人が遊びに来てくれることがあるかもしれません。そうなると空港まで友人を迎えに行く機会もできますよね。

その友人を空港で迎え入れるタイミングでも「めんそーれ」は使えます。実際に那覇空港に行けば「めんそーれ沖縄」と書いたのぼりが立てられていたりしますよね。したがって「めんそーれ」は空港で誰かを迎え入れる時にも使えます。

沖縄の方言「めんそーれ」の由来とは

ここまで紹介したように沖縄の方言「めんそーれ」には「いらっしゃい」という相手を迎え入れる意味があるわけですが、地元の人が日常会話で使う頻度は比較的少ないといえるでしょう。

実は「めんそーれ」観光用語になりつつある言葉で、空港や土産物屋で働く人は一日に何回も使うので、どちらかといえば仕事で使う言葉、という印象となっている可能性が高いのです。したがって普段の会話で使う場合は、空気を読みながら慎重にタイミングを見極めることが大切です。

そんな沖縄の方言「めんそーれ」ですが、この言葉にはどういった由来があるのでしょうか。その由来は琉球王国の存在を無くしては考えられません。

「ごめんそうらえ」と「めんそーれ」の関係について

めんそーれの由来の本質に迫る為には、琉球王国と琉球語に対する考察が欠かせませんが、「めんそーれ」は「ごめんそうらえ」が関係してできた言葉ともいわれています。

「ごめんそうらえ」とは江戸時代の武士が使っていた言葉です。その意味は「ごめんください」。言葉は半分変わっていますが、現代でも良く使う言葉の一つですよね。

しかしながら意味は「めんそーれ」とは異なります。「ごめんください」は迎え入れられる客人が使う言葉ですが、「めんそーれ」は迎え入れる立場の人が使う言葉ですよね。

「ごめんください」の対となる言葉としてできた言葉なのか、何なのか。その由来は明確ではありませんが、めんそーれが生まれた背景には当時の日本語の影響があったとも考えられるのです。

沖縄語は国際的な基準だと独立の言語だと捉えられる場合もある

「めんそーれ」はひろくとらえたら沖縄語、琉球語として分類することもできます。日本という国からすれば、首都や多くの人に話されている言葉が標準語です。そしてそれ以外の地方で話されている言葉が方言となります。それは沖縄だけでなく、大阪や北海道、名古屋でも同じことです。その地域に根差した言葉は方言とされるのが通常です。

しかし2009年、沖縄の方言である沖縄語はユネスコから消滅の危機にある言語とみなされました。沖縄語は国際的な基準だと独立の言語だと捉えられるとされたのです。このような国際的な評価も含めて考えると、沖縄の方言を理解する為には、沖縄がそもそも琉球王国と言う別の国であったことを知る必要があります。

その文化的な背景や思想を理解することで初めて、言語化されない言葉の持つ感覚が分かるようになってくるのです。

沖縄人というアイデンティティについて

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沖縄の方言を文化的にも理解する為には沖縄の歴史を学ぶことが欠かせません。琉球王国は薩摩藩に対して年貢を納めるなど、監視下にありながら尚且つ中国(当時の清)にも貢物などを送っていました。

このような状況は見方によっては二重支配といえるものなのかもしれません。しかし明治政府は1872年に琉球王国を琉球藩としました。そしてその7年後には、琉球藩は沖縄県となり、実質的に琉球王国は無くなりました。

最後の国王とその一族は東京に移り、実質的に日本となったのです。しかしながら全ての琉球の人々が日本となることを望んだわけではありません。一部の人は当時の明治政府に対抗する為に清に渡り、救援依頼をしたのです。

そして日清戦争までは実際に沖縄に住む人々は、ここが日本なのだ、というはっきりとした自覚は薄かったともいわれています。何故なら、日清戦争で日本が勝つまでは沖縄は清と日本に分割されるという琉球分割案が存在していたからです。

日清戦争は1894年に起きた戦争ですから、遠く離れた過去の話ではありません。沖縄はこのように、日本となってまだ長い歴史があるわけではありません。その為沖縄には日本人よりも沖縄人というアイデンティティを大切にしている人もいるのです。

「めんそーれ」と言われた際は迎え入れられていると理解しよう

ここまで沖縄の方言「めんそーれ」の意味と由来、使い方について紹介しましたが、いかがでしたか。「めんそーれ」と言われたら、意味が良くわかっていなくても、少し嬉しい気持ちになりますよね。

それは「めんそーれ」は相手を受け入れる、迎え入れる言葉だからです。

沖縄で旅行したとしても、会話の中で使う機会はあまりないかもしれません。しかし沖縄で誰かに「めんそーれ」と言われた際は、歓迎されていると認識しましょう。

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