珊瑚礁が隆起してできた沖縄は、本土とは違う風景が広がる島。サンゴのかけらが集まった砂浜は真っ白に輝き、澄んだ海をより美しく魅せています。
何十万年という歳月をかけて自然が織り成してきた営みは、この島に幻想的なスポットを生み出すことになりました。沖縄に人類が達するもっと前からそこにある風景は、自然の美しさを感じさせてくれます。
今回は、沖縄で自然が営んできた幻想的なスポットをご紹介。そこへ行けば、自分も自然の一部であることを実感できるはず。
非日常空間を味わい、毎日の慌しさをふと忘れて立ち止まってみてはいかがですか。
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Contents
オススメ観光その1!青の洞窟
ダイビング・シュノーケルともに人気の観光スポット「青の洞窟」。ここは、海の満ち引きや隆起によってできた自然の海中洞窟です。
水面から洞窟内を奥へと進めば、ふと振り返った時に現れる真っ青な空間。海の青さと、太陽の光によって自然に誕生した幻想的な空間です。真下にはカラフルな熱帯魚が泳ぎ、自然と一体になる不思議な感覚を味わえます。
ダイビングでは、更に海の深くからこの青さを体感できると人気。そり立つようにできた岩の割れ目は、地形好きのダイバーにも好まれています。
さらにナイトシュノーケルでは、運が良ければキラキラと光る夜光虫にも出会えます。真っ青な空間の中、波に揉まれて光を放つ夜光虫は、格別な空間をつくってくれますよ。
☞青の洞窟へ行くなら早い時間がおすすめ!
人気の青の洞窟は、シーズンにより昼間の時間帯は人が多く、幻想的な風景を独占できることが少ない場所。青の洞窟をゆっくりと鑑賞するなら、人の少ない朝早い時間帯がおすすめ。夏季には駐車場が開く7時から開催してくれるショップもありますよ。
オススメ観光その2!首里金城の大アカギ
首里城から360mほど離れた首里金城町の中に、大きくそびえ立つアカギの木があります。あるのは「内金城嶽(うちかなぐすくたき)」。世界遺産として有名な「斎場御嶽(せいふぁうたき)」と同じく、聖域とされる自然信仰の場です。
神聖な場となったわけは、聞けば340年ほど前、森を通れば村人が霊気に打たれるため王府に拝所(うがんじゅ)を置いてもらったことからだとか。
あの第二次世界大戦中の沖縄戦による戦火を逃れ、今も昔も変わらないアカギの群生を見せてくれます。聖域ではありますが、観光で訪れることもできますので幻想的な大アカギの木を拝みに行ってみてはいかがでしょうか。
金城町石畳道には看板が立っているので、石畳道の観光と一緒に周ることをおすすめします。
☞大アカギへの入口、金城町石畳道
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#沖縄旅行 #沖縄 #絶景 #金城町 #金城町石畳道 #石畳 #海 #知念岬 #自然 #アセロラジュース #花の写真 #さとうきび畑 わたしの好きな風景ばっかりや〜(๑˃̵ᴗ˂̵) カメラほしい…
琉球王朝時代、首里城から南部へ下る道として整備された「金城町石畳道」。沖縄に元より存在する琉球石灰岩を用いた300m続く石畳の道です。
途中にはがじゅまるの木の横に建つ赤瓦の屋根の「首里金城町村屋」があり、自由に休憩所として利用できます。たくさん歩いたあとは、ぜひここで一休みしてみて下さいね。
オススメ観光その3!ガンガラーの谷
自然が作りあげた鍾乳洞が崩れ生まれた「ガンガラーの谷」。約1kmにも続く谷は、自然の雄大さを感じられるスポット。ガンガラーの谷の近くにはかつて石灰岩採石場があり、そこから約1万8000年前の人骨が発見されました。
のちに地名から“港川人”と名付けられた旧石器時代の人類は、ここガンガラーの谷で暮らしていた可能性があるといわれています。
現在も発掘作業が進む場所のため、谷の中を歩くには専属ガイドが必須。今の時代よりも遥か昔を生きた人々がどのように暮らし、この自然を見ていたのか、沖縄の歴史を感じる時間を過ごせる場所でもあります。
木々が生い茂る谷間から、差込む太陽の光を見れば、幻想的な風景と出会えますよ。
☞ガンガラーの谷のあとは「ケイブカフェ」でひと休み。
足場の悪い道を歩き疲れたあとは、素敵な風景を語り合いながらひと休みしたいところ。ガンガラーの谷の入口にある「ケイブカフェ」は、洞窟の雰囲気をそのまま漂わせる一風変わったカフェ。
薄暗い洞窟の中に点々と灯された明かりは、どこかほっと一息つける空間になっています。沖縄オリジナルの35コーヒーを頂くこともできます。
オススメ観光その4!備瀬のフクギ並木
沖縄北部の町・本部町。ここに広がる備瀬集落は、防風林として役立つフクギの木が生い茂る幻想的な集落です。その本数は約2万本。
かつて琉球王朝時代に植えられたフクギは、遅いながらも歳月を重ねて成長し、今の姿となりました。備瀬集落はフクギの木で家々を囲まれ、石垣や塀としての機能も果たしています。
暑い陽射しを避けられるフクギ並木は、沖縄に突如現れる避暑地。木の合間から降り注ぐ木漏れ日が気持ちよく、すぐそばにある海辺まで歩けば、爽やかな風を感じることができます。
今も多くの住民がこの地を守り、生活をする備瀬集落。ぜひ訪れるだけではなく、1晩宿泊してみて下さい。沖縄古来の幻想的な空間でつかの間の休息をどうぞ。
☞備瀬のフクギ並木に宿泊するなら“TOKUASAGI”
備瀬のフクギ並木にひっそりと佇む2棟だけの貸切ヴィラ「TOKUASAGI(とくあざき)」。フクギに包まれるように建つ海辺のヴィラは、南国のリゾート感たっぷりの造りになっています。
フクギの緑に酔いしれながら歩けば、備瀬の美ら海はすぐ目の前。16歳以上のみ宿泊できる施設となっているため、ゆっくりとした大人の時間を過ごすのに最適です。
備瀬集落に泊まりながらフクギ並木の魅力にどっぷりと浸かってみてはいかがでしょうか。きっともう一度ここへ戻ってきたくなるほどの魅力に、圧倒されることでしょう。
TOKUASAGI
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬492
問合せ:098-840-1881
オススメ観光その5!石垣島のヤエヤマヒメボタル
本土では初夏の一瞬の間だけ、水のキレイな清流などで見ることができるホタル。石垣島では、最も寒い2月を除き1年を通してホタルを見ることができます。石垣島に生息するホタルは9種類。時期によって様々な姿を見せてくれます。
一番のおすすめは、4月~6月頃に現れる「ヤエヤマヒメボタル」。可愛い名前だけではなく、日本一小さいホタルとして人気があります。
日が暮れる頃、ツアーガイドと共に森の中を歩き、八重山の大自然を感じられるのもホタル鑑賞の良いところ。森に生きる生き物と出会い、静まりかえる森に突如現れる小さな光の乱舞。
都会では見ることのない、清らかな自然が織り成す自然美を、思う存分目に焼き付けて下さいね。
☞石垣島のホタル鑑賞は「バンナ公園」!
ヤエヤマヒメボタルやキイロスジボタルが見られる石垣島随一の観察スポット「バンナ公園」。ここは、バンナ岳の中にある公園です。
日が落ちてからがホタル鑑賞の時間。最盛期の5月頃には、1日で1000匹ほどのホタルが飛び交います。ぜひガイドさんの説明を聞きながら、幻想的な時間に酔いしれてみて下さい。
まとめ
いかがでしょうか。今回は、沖縄で幻想的な風景と出会える観光スポットをご紹介しました。
地球の歴史の中で自然が作り出す自然美は、人工的には作りだせないもの。
異なる文化をもつ沖縄でここにしかない沖縄の歴史を感じてみて下さい。きっと心が立ち止まりたくなる、幻想的な風景に出会えますよ。
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