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沖縄の歴史深いアートスポットおすすめ5選

旅行で訪れた街を散策していると、思いがけず美しい建造物や歴史を感じさせる建造物に出会うことがありますよね。

独特の気候風土と歴史に育まれてきた沖縄の街中にも、見る人たちを楽しませてくれる歴史深いアートスポットがいくつもあります。

そこで今回は、琉球王朝時代の華やかさを感じさせる琉球漆器や100年以上の歴史ある織物を見ることができるスポット、有名建築家が手掛けた教会など、さまざまな角度から歴史深い“沖縄アート”をご紹介します。

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琉球漆器コレクション「浦添市美術館」

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浦添市美術館は、1990年(平成2年)に日本初の漆芸専門美術館として設立され、琉球漆器をコレクションしています。

常設展示では、年間3期ごとにちがったテーマで、16世紀から現代までの琉球漆器や日本をはじめ周辺アジア諸国の漆芸品約60点の作品を展示・紹介しています。

また、浦添市美術館のアート的な魅力は、展示品だけでなく、建物自体にもあります。

設計したのは、第二次世界大戦後の日本建築史を代表する建築家のひとり、内井昭蔵。高円宮邸や世田谷美術館などの傑作を生みだしてきた建築家です。

建物のテーマは「塔と回廊による構造」。東南アジア、ヨーロッパ、イスラムなど多国籍な空気感を感じさせてくれる独特の佇まいで、浦添の街の中でも異彩を放っています。

<浦添市美術館>
【営業時間】9:30~17:00(金曜日は午後7時まで)
【休館日】毎週月曜日 12/28~1/4は休館
【常設展観覧料】一般200円、大学生130円、高校生以下無料
【住所】沖縄県浦添市仲間1-9-2

沖縄の古民家「中村家住宅」

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赤瓦屋根が特徴の琉球文化を代表する「中村家住宅」。約280年前に建てられた豪農屋敷で、沖縄全土が巻き込まれた沖縄戦の戦災をも免れ、琉球王朝時代の民家構造を完全に残している貴重な住宅です。

沖縄本島内でもこれほど屋敷構えがしっかりと残っている例はきわめて珍しく、国の重要文化財に指定されています。

建築構造は、鎌倉・室町時代の日本建築の流れを伝えながらも、各所に特殊な手法が加えられ、沖縄の住居建築の特色を伝えています。

ウフヤ(母屋)の座敷は、一番座(客間)、二番座(仏間)、三番座(居間)が並び、柱は琉球王朝時代に首里から士族の家屋を移したものといわれています。

裕福な農家の屋敷だけあって、材料は当時農民には使用が許されていなかったチャーギ(イヌマキ)、イーク(モックコ)が使われています。

トゥングヮ(台所)は板の間、納戸、土間からなり、「火の神(ヒヌカン)」が祀られ、毎月1日と15日は拝んでいたんだそう。もちろん、屋根瓦の上には、瓦の欠片と漆喰で作られた魔除けのシーサーが鎮座しています。

<中村家住宅>
【営業時間】 9:00~17:30まで
【定休日】年中無休
【料金】一般500円、中・高校生300円、小学生200円
【住所】沖縄県中頭郡北中城村大城106

東南アジアのラビリンス?「名護市役所」

お堅いお役所の印象をまったく感じさせない、超個性的な「名護市役所」。建築された1981年当初は、その斬新なデザインでかなり話題になり、その年の日本建築学会賞も受賞しているほど。

設計したのは、日本の有名な建築家集団「象(ぞう)設計集団」。住宅から学校、庁舎などを手がけ、その土地固有の風土や歴史を独自に解釈した土着的な作品で知られています。

この「名護市役所」は、木、コンクリート、土などが使われ、ガジュマルの樹もからませるなど、沖縄らしい南国ムードを漂わせる建物となっています。

壁面に配された56体のシーサーも特徴。なぜ、56体かというと、一説によると名護市内の集落の数が55で、そこに名護市庁舎を足して56になったんだそう。しかも、シーサーは一体一体デザインが違うというこだわりです。

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新築当初は華やかなピンク色だったそうですが、現在は、いい具合に年季が入り、東南アジアの遺跡のような渋い色合いになっています。

<名護市役所>
【開庁時間】月曜日~金曜日 8:30~17:15
【住所】沖縄県名護市港1-1-1

建築ファンから熱い支持「聖クララ教会」

沖縄本島の南部、与那原の丘の上に建つ「聖クララ教会(与那原カトリック教会)」。1958年に建てられた歴史のある教会で、日本を代表する近代建築として「日本近代建築DOCOMOMO100選」にも選ばれています。

設計したのは京都出身の在日米陸軍技術部隊建設部に所属していた片岡献。建築を指導したのは、現在、アメリカ合衆国最大級の建築設計事務所となっている「スキッドモア・ウィングズ・アンド・メリル(SOM)という豪華なコラボレーション。

外観は、中央が低くなったバタフライ屋根が特徴で、礼拝堂の内部はガラス張り。自然光と海からの風を取り込む、沖縄のさわやかさを感じさせる教会です。

<聖クララ教会>
【住所】沖縄県島尻郡与那原町字与那原3090-4

芭蕉布の魅力を伝える「大宜味村立芭蕉布会館」

沖縄の織物の中でも最も古い「芭蕉布」。100年以上の歴史があり、手仕事で丁寧に仕上げる技術は国の重要無形文化財にもなっています。

芭蕉布の材料となるのは、糸芭蕉という植物。この糸芭蕉から苧(うー)と呼ばれる繊維を取り出すことから作業ははじまります。

糸芭蕉の皮をはぐ「苧剥ぎ(うーはぎ)」、束ねた苧を灰汁で煮る「苧炊き(うーたき)」、灰汁を水洗いし、皮から繊維を取り出す「苧引き(うーび)」。乾かした後、その糸を繋ぐ「苧績み(うーうみ)」、そして、糸を染めた後もいくつもの工程を経て、やっと織の作業へと入ります。

材料や染料など全て地元のものを使い、時間を惜しまず、手間暇かけて造られる芭蕉布は、とても素朴で温かみのある美しさが宿っています。

本島北部、大宜味村の喜如嘉(きじょが)は、昔から芭蕉布の生産地として知られていて、「大宜味村立芭蕉布会館」では、芭蕉布の商品の展示販売や芭蕉布に関する展示のほか、職人たちが芭蕉布をつくる様子を見学することもできます。

職人たちの貴重な技を垣間見ることができるのは、県内でもここだけ。喜如嘉集落の各所では、材料となる糸芭蕉もみることができます。

<大宜味村立芭蕉布会館>
【開館時間】夏季(4月~10月)10:00~17:30、冬季(11月~3月)10:00~17:00
【休館日】日曜日、旧盆、年末年始(12月29日から1月3日まで)を除いた日
【住所】沖縄県大宜味村字喜如嘉454

現代の沖縄アートも熱い!

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いかがでしたか?歴史を感じさせてくれる沖縄アート。最後は、これからの沖縄アートの歴史として、1ページを記していくであろう現代の沖縄を代表するアートスポットをご紹介しましょう。

沖縄県伊是名島出身の版画作家ボクネンこと名嘉睦稔(1953年~)。中頭郡北谷町のデポアイランド内にある「ボクネン美術館」は、ボクネンの鮮やかでエネルギー溢れる作品が鑑賞出来るミュージアムです。

版画作家ボクネン(名嘉睦稔)は、沖縄の大自然の中で育まれた豊かな感性を持つアーティストで、その版画作品は、“裏手彩色”という技法で造られます。

ボクネンの作品製作は、まず版木に向かって祈りを捧げることからはじまります。そして、墨で“あたり”をつけ、祈りの中で見えてきたイメージをいっきに版木に彫り込んでいきます。

彫りが終わると、月桃という沖縄の植物を原材料にした「月桃紙」に墨色を摺り、紙の裏から青、黄、緑など鮮やかな色彩をつけて完成させます。

森羅万象をテーマとうるボクネンの作品は、ダイナミックで繊細。大自然の機微や生きるものの魂の声を、優しくそして力強く伝えます。

ボクネン美術館が併設される複合施設「AKARA」もボクネン自身がデザインし、プロデュースを手掛けたもの。

特徴的な流線型の瓦屋根には、沖縄らしさを感じさせる約3万枚の赤瓦が使われ、ボクネンの独創的な空間デザインが県内随一の施工技術と融合して生み出された巨大なア―ト作品といえます。

<ボクネン美術館>
【営業時間】11:00~20:00(最終案内19:30)
【定休日】不定休
【料金】一般800円、高校生以下500円、未就学児無料、65歳以上400円
【住所】沖縄県中頭郡北谷町美浜デポアイランド内

沖縄を訪れた際には、ぜひ、沖縄の風土の中で生まれ、育った沖縄アートも体験してくださいね。

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