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魅惑の琉球王国に想いを馳せる、世界遺産「首里城跡」のご紹介

沖縄の観光スポットといって真っ先に思いつくのは、「首里城」ですよね。

「首里城」は、栄華を極めた琉球王国の政治・外交・文化の中心地で、真っ青な沖縄の青空に映える、華やかな朱色の正殿が印象的。

中国と日本の影響を受けた独特の建築様式や石組み技術は、文化的・歴史的にも価値があり、世界文化遺産にも登録されています。

そこで今回は、沖縄文化の根底を流れる琉球王国を知るのにぴったりのスポット、「首里城跡」の見どころを詳しくご紹介します。

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首里城とは?

沖縄の観光名所を代表する「首里城」は、14世紀末から約450年間に渡り繁栄した琉球王国の政治・外交・文化の中心地だった城。

国王とその家族が居住する“王宮”であり、統治のための行政機関“王府”の本部としても機能、さらに、各地に配置された神女(しんじょ)たちを通じて、祭祀を運営する拠点にもなっていました。

また、外国との貿易において、歌や踊りを交流ツールとして使っていた琉球王国らしく、首里城とその周辺では芸能・音楽が盛んに演じられ、美術・工芸の専門家が数多く活躍する文化芸術の中心地でもありました。

 

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琉球王国とは?

琉球王国は、1429年、尚巴志(しょうはし)が、琉球の各地域を支配していた主要な按司(あじ)を統括し、統一権力を確立したことから始まります。

琉球王朝

以降、尚家を頂点に王位が代々受け継がれ、中国、日本、朝鮮、東南アジア諸国との中継ぎ貿易で発展しました。

しかし、1879年(明治12年)、日本の明治政府が軍隊を派遣し首里城から国王尚泰(しょうたい)を追放し、沖縄県の設置を宣言。これによって、かつて栄華を極めた琉球王国は名実ともに滅亡しました。

世界遺産としての首里城跡

2000年12月には、今帰仁城跡、座喜味城跡などと一緒に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。

実は、首里城はこれまで4度の焼失にあっていて、現在の首里城は3度目の火災の後再建された首里城の姿を基にして造られたもの。

そのため、世界遺産に登録されているのは、「首里城」ではなく、正式には「首里城跡」。つまり、復元された建物や城壁は世界遺産にはなっていないのです。

首里城のある首里城公園

首里城は那覇市内を見渡せる標高120~130メートルの小高い丘の上に立地し、現在は国営公園「首里城公園」として整備されています。

園内は、有料区間と無料区間に分かれていて、有料区間の対象エリアは、正殿・奉神門・南殿・番所・書院・鎖之間・黄金御殿・寄満・近習詰所・奥書院・北殿。

料金は、一般820円、高校生620円、小・中学生310円、6歳未満無料となっています。

首里城の入り口「守礼門」

無料エリアにあり、二千円札に印刷されていることでも知られる首里城の代表的な門「守礼門」。第二次世界大戦の沖縄戦で焼失したため、現在の守礼門は1958年に復元されたものです。

門に書かれている言葉は「守禮之邦(しゅれいのくに)」。これは「琉球は礼節を重んじる国」という意味で、中国王朝へ向けた友好のメッセージ。当時は特別な時だけ、掲げられていたそう。

世界遺産「園比屋武御嶽石門」

「守礼門」を抜けたとろこにある石造りの礼拝所「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。首里城跡とおなじく、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている世界遺産のひとつです。

うれしいことに、世界遺産でありながら「園比屋武御嶽石門」は無料エリアにあります。

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門の形をしていますが、人が通る門ではなく、神への礼拝の門という役割。園比屋武御嶽は、この石門の裏手に広がっていた森のことで、王家ゆかりの島「伊平屋(いへや)」から迎えた神が祀られている場所のことです。

かつて、琉球国王は、外出する際、必ずここで礼拝したといわれ、現在も安全祈願にご利益があると地元の人たちに人気のパワースポットです。

別名、あまえ御門「歓会門」

「園比屋武御嶽石門」の先にある「歓会(かんかい)門」。無料エリアにあり、首里城の城郭内へ入る第一の正門です。

琉球王朝時代、首里城へは中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」が招かれていて、“人々を歓迎する”という意味で“歓会”という名がついたそう。

別名は「あまえ御門(あまえうじょう)」。琉球の古い言葉で“喜ばしい”という意味なんだそう。

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首里城最強のパワースポット「京の内」

奉神門の手前に広がる広場「下之御庭(しちゃぬうなー)」の一段高い場所にある「京の内(きょうのうち)」。首里城最大の信仰の場です。

“京の内”とは“霊力のある聖域”という意味。最強のパワースポットでありながら、無料エリアにあります。

残念なことに、建物は戦時中に破壊されてしまい、現在では遊歩道と草木が生い茂っているだけの場所ですが、首里城発祥の地ともいわれている超重要スポット。

かつて琉球王国の最高神女である「聞得大君(きこえおおきみ)」が、王家繁栄、航海安全、五穀豊穣を神に祈った礼拝所だったそうです。

ちなみに、この「聞得大君」は、琉球最高の御嶽といわれる「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」や首里城内にある10の御嶽「十嶽(とたけ)」を管理し、祭祀を取り仕切っていた人物です。

十嶽の最高峰「首里森御嶽」

首里城内にある「十嶽」の中で一番重要とされているのが下之御庭にある「首里森御嶽(すいむいうたき)」。琉球に伝わる神話によると、神がここを中心に首里城を造ったといわれる聖地です。

そのため、ここには、首里の力の源が秘められているんだそう。

首里城の主役「首里城正殿」

有料エリアにある「首里城正殿」。琉球王国の政治や儀式の中心だった建物です。

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中国の紫禁城を参考に、日本の建築様式を取り入れながら、二層三階建て、装飾化した龍柱などオリジナルの型式も踏まえ建築された沖縄らしい“ちゃんぷるー”な正殿です。

真っ青な空とのコントラストが美しい真っ赤な漆で彩られ、南国の気品高い城の風格が漂っています。

正殿の装飾の各所には、五色に輝く雲「彩雲(瑞雲)」が施され、これを見た人には吉兆が訪れるといわれています。

「彩雲(瑞雲)」は屋外の装飾だけでなく、正殿の中の柱にも描かれているので、ぜひ、訪れた時には探してみてくださいね。

琉球のおもてなしをうける「鎖之間」

琉球王朝時代、王子の控所で、諸役の者たちを招き懇談する施設だった「鎖之間(さすのま)」。有料エリアにあります。

ここでは、琉球王朝時代に賓客がもてなしを受けたように、伝統菓子とお茶で琉球の接待を体験することができます。

利用時間は9:30~18:00。料金は310円。

城内で唯一の本格的な庭園もあるので、散策につかれた時に、休憩をかねて立ち寄ってみるのもおすすめです。

那覇の街を一望「西のアザナ」

小高い丘の上にある首里城跡は眺めも最高。無料エリアにある「西のアザナ(いりのあざな)」は、標高約130mの城郭の西側に造られた物見台で、那覇の町並みや那覇港、遠くは慶良間諸島などを見渡せます。

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夜の首里城

首里城は、城郭とその外観施設が毎日ライトアップされています。時間は日没~24時00分まで。残念ながら、閉園後は城内には入園できませんが、闇夜に浮かび上がる首里城を外から眺めるのも素敵です。

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年に一度の首里城祭

いかがでしたか?首里城は、琉球王国の中心地となっていただけに、見どころも満載のスポットです。

もっと、琉球王朝を体感したいなら、毎年10月下旬~11月初旬に開催される「首里城祭」を訪れるのもおすすめ。

琉球舞踊などの伝統芸能の披露や琉球王朝絵巻行列、古式行列など琉球王朝の時代を思い起こさせてくれる行事がたくさん開催されます。

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