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竹富島の水牛車体験の魅力

島全体が西表石垣国立公園に指定されている自然豊かな「竹富島」。さらに、サンゴの白砂を敷き詰めた道沿いに連なる赤瓦屋根の民家など沖縄の原風景を残す集落は、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

沖縄でも珍しい唯一無二の集落が今なおしっかりと守られているのは、島人たちの竹富島を愛する心のあらわれ。

1986年には島の人たちで島を守るための「竹富島憲章」を制定したほど。伝統的な赤瓦の建物を「売らない」「汚さない」「乱さない」「壊さない」の4原則に、伝統文化と自然・文化的景観を「生かす」を加えた基本5原則としました。毎朝、島の人たちが自分の家の前を掃除するのも、竹富島でずっと昔から続けられてきた習慣です。

そこで今回は、島の人たちが守ってきた美しく歴史ある集落や、島に流れる穏やかな時間を体験するのにもってこいの竹富島名物「水牛車観光」についてご紹介します。

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竹富島の水牛車観光

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竹富島の名物「水牛車観光」は、赤瓦屋根と石垣が並ぶ集落と白い砂が敷き詰められた小道を、水牛が引く車にのって巡るというもの。

徒歩での散策やサイクリングでの島めぐりとの違いのひとつは、進むペースは“水牛の歩みまかせ”ということ。水牛はムチで叩かれたり手綱で人間が操るのではなく、水牛自身が道を覚えていて決められたコースを案内してくれます。そのため進むペースは“水牛の歩みまかせ”なのです。



ペースはだいたい、歩くよりもちょっと遅いくらい。途中で用を足したり、水浴びをしたりと水牛はマイペース。セカセカと忙しく過ごす日常とはまったく別のゆったりした時間を味わえるのも魅力です。ある意味、水牛車は日本一のんびり&ほのぼのとした乗り物といえそうです。

そして、水牛車観光だからこそのもうひとつの魅力は案内人がいること。水牛車に揺られながら、島の歴史や文化、水牛の凄さについて話してくれたり、三線を弾きながら沖縄民謡を歌ってくれたりします。

案内人は、イメージ通りの島のおじぃもいれば、女性や若者もいて、それぞれの語りがあっておもしろいです。たまに、島の方言がキツ過ぎて何を話しいるのかわからないおじぃもいますがそれはそれで味があって、竹富島に来たんだなと感じさせてくれます。

水牛車観光ができるお店

竹富島で水牛車観光をさせてくれるお店は「竹富観光センター」と「新田観光」の二つ。どちらも観光時間は30分ほどで、料金は大人1200円、小学生600円。

違いは、観光コース。竹富観光センターは大きなガジュマルの木やブーゲンビリア通りのある島の東側を巡り、一方、新田観光は、島の西側、なごみの塔や安里屋クヤマなどの名所を巡ります。

竹富観光センター

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島の東側を巡るコースの「竹富観光センター」。予約なしで水牛車観光ができ、竹富港から水牛車乗り場まで無料送迎もしてくれます。水牛車観光の始発は9:00、最終便は16:00。その間30分間隔で運行しています。

お土産店やパーラーがあるので、出発を待つ間、買い物したり、おやつを食べたりして時間を過ごせます。お土産店には、水牛車てぬぐいやタオル、ぬいぐるみなどのオリジナルグッズも販売しています。

また、パーラーでは、八重山のパインを使った生パインスムージーや冷凍パイン、ブルーシールアイスやソフトクリーム、手作りのサーターアンダギーなどが食べられます。

水牛車観光のコースでは、竹富島の代名詞ともいえる美しいブーゲンビリアや沖縄の県花でもあるデイゴの真っ赤な花がみられます。

ブーゲンビリアは、竹富島では通年みられる花ですが、特に11月がブーゲンビリアの花の真っ盛り。実は、ブーゲンビリアの鮮やかなピンク色をした部分は苞(つぼみを包んでいた葉)で、花ではないんです。実際の花は中心にあるとっても小さな白色の部分。落葉してもすぐに次の葉が生え色を付けるため、年中鮮やかなブーゲンビリアを楽しめます。

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沖縄の三大名花のひとつで、県民たちの熱い支持で県花に指定された「デイゴ」がみられるのは4~5月頃の初夏。水牛車に乗って、ブーゲンビリアもデイゴも楽しみたいならデイゴの開花時期にあわせて乗るのもよいでしょう。

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水牛車体験と直接は関係ありませんが、竹富観光センターから徒歩3分ほどのところに竹富観光センター系列のお食事処「かにふ」があります。水牛車観光の前や後にランチを食べるのもおすすめです。

ランチメニューは、地元の食材を使ったボリュームたっぷりのメニューが特徴。例えば、「牛バーグ&豚バーグ」はトマトチーズソースの石垣産の牛肉をつかったハンバーグと島豚のハンバーグにエビフライが付いたもの。ヘルシーな「ベジタリアン」も9種の島野菜と紅芋コロッケ、揚げ島豆腐というボリューム感です。

<竹富観光センター>

【住所】沖縄県八重山郡竹富町竹富441
【営業時間】9:00~17:15
【電話】0980-85-2998

新田観光

「新田観光」も「竹富観光センター」同様、予約なしでも水牛車に乗車でき、竹富港からの無料送迎もしてくれます。予約する場合は、電話で1週間前から受付可能。水牛車観光の始発は9:00、最終便は16:00。

新田観光の水牛車のコースに含まれるのは「なごみの塔」と「安里屋クヤマの生家」といった島の名所です。

「なごみの塔」は、小高い岩山“赤山丘”の上に建つ4.5mの塔で、塔が建つ場所は、平家の落ち武者が城を築いた跡と伝えられています。

その場所になごみの塔が設置されたのは1953年頃。当時は、ここに登ってメガホンで住民に連絡していたんだそう。なんとものどかな風景が見られたんですね。

今では、塔から集落や海岸線を一望できると人気の観光名所になっています。水牛車観光では、そばを通るだけなので、後で登ってみるのもおすすめです。塔へ続く階段は傾斜もきついので、登りやすい靴を履いていきましょう。また、なごみの塔のある公園には、昔、星座観測に使っていたという星見石や叩くと音のする太鼓石なども見られます。

もうひとつの名所「安里屋クヤマの生家」は、竹富島発祥の民謡「安里屋ユンタ」に唄われている竹富島に生まれた絶世の美女・クヤマの生家です。

クヤマは、苛酷な人頭税の時代に、琉球から着任した横暴な役人の求愛を気丈に断り、島の繁栄に尽くした働き者として知られている人物。クヤマの家の美しい石垣は、クヤマが畑仕事の帰りに石を一個ずつ持ち帰り、それを積み上げてできたと伝えられています。

そんな美しく強い心根を持ったクヤマの物語を唄った「安里屋ユンタ」は、24番まであるんだそう。

「安里屋ユンタ」といえば、♪ サァ 君は野中の茨の花か サァユイユイ 暮れて帰れば ヤレホンニ 引き止めるマタ ハーリヌチンダラ カヌシャマヨ♪の歌詞が思い浮かびますが、これは後にできた「新・安里屋ユンタ」のほう。発祥の地、竹富島では、主人公クヤマの生家を見ながら、竹富方言で歌う“ホンモノ”の「安里屋ユンタ」を聞くことができます。

<新田観光>
【住所】沖縄県八重山郡 竹富町竹富97
【営業時間】8:30~17:00
【電話】0980-85-2103

どんな沖縄民謡を歌ってくれるの?

水牛車観光の楽しみのひとつになっている、案内人の三線と沖縄民謡。主にどんな歌が歌われるのかというと、先ほどご紹介した竹富島発祥の「安里屋ユンタ」のほかには、少し切ない19歳の春を歌った「十九の春」や、民謡ではありませんが、「涙そうそう」を歌ってくれる人もいるんだそう。

竹富観光センター、新田観光のどちらも、案内人や水牛の指名はできないので、どんな案内人、どんな水牛と出会えるのかも水牛車観光の楽しみでもあります。

ぜひ、人間の歩みよりも少し遅い水牛車での島めぐりを、のんびりゆっくり楽しんで、“竹富タイム”を満喫してくださいね。

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