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宮古島の泡盛の名酒「多良川」の酒造見学まとめ

沖縄のお酒といえば泡盛です。多良川酒造は沖縄の宮古島の南部にある泡盛の蔵元で、ここでは製造から試飲まで体験することができます。

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多良川酒造見学の基本情報

多良川酒造見学とは

多良川酒造は宮古島の南部にあり、創業70年、泡盛一筋の酒蔵です。多良川の名前の由来は。多良川のある土地が湧き水に恵まれた場所で、この上比根杜の麓から湧き出る伏流水を「多良川(タラガワー)」とよんだことから取ったそうです。

多良川酒造ではこの天然水を汲み上げ、泡盛の仕込み水として使用しています。宮古島はサンゴ礁が隆起してできた島なので、琉球石灰岩でできており、水はミネラル分が多く含まれた硬水になります。この水が泡盛作りには欠かせないものとなっています。

この他の材料は米と黒麹ですが、米は古酒作りに向いているとされるタイ米の丸米を使用しています。黒麹は沖縄固有の麹で、泡盛の最大の特長になっています。

多良川酒造見学では泡盛の製造工程についてのビデオ鑑賞後に多良川の泡盛作りのこだわりを説明してくれます。所要時間は60分ほどで、洞窟を使った泡盛の貯蔵庫「ういぴゃーうぷうす蔵」も見学することができます。

多良川酒造見学へのアクセス・駐車場・最寄り駅

多良川酒造へは宮古空港から車で約15分、国道390号線を南下し、砂川神社の近くまで行ってください。駐車場は多良川酒造の敷地内に5台分停めることのできるスペースがあります。

多良川酒造見学の営業時間・休館日

多良川酒造見学の受け付けてくれる時間は10時~16時になり、休館日は日曜、旧盆、旧正月、年末年始、ゴールデンウィークになります。土曜日が休みになることもありますので、行く前に確認してください。ただし、40人以上の団体は受け入れ不可です。

多良川酒造見学の予約方法

多良川酒造見学を希望する場合には必ず電話にて予約するようにしてください。一応、見学時間が毎日決められているようで、午前中に2回、午後5回などとなっています。

多良川酒造見学の魅力と楽しみ方

では、多良川酒造見学の魅力とその楽しみ方についてご紹介します。

泡盛の歴史

泡盛は日本最古の蒸留酒と言われ、元々はシャム(現在のタイ)から伝わったお酒を元にしており、600年の歴史があります。15世紀初め、その頃沖縄を支配していた琉球王朝は中国や東南アジアとの貿易に重きを置いていました。その中で、蒸留してお酒を作るという技術を知りました。その技術を使い、琉球ならではのお米と黒麹を原料に泡盛を作ったわけです。

このオリジナリティー豊富な泡盛はどこにもない唯一無二の酒として琉球の貿易には欠かせないものになりました。17世紀には琉球王朝が泡盛の全てを管理するため、決まった家以外での酒造りを禁止しました。

明治維新後、琉球王朝は沖縄県になり、酒造りが免許制になり、泡盛作りの蔵は一時700を超えました。しかし、それも第二次世界大戦で大打撃を受け、一時は絶滅の危機に立たされました。戦後、泡盛作りを再開しようにも、簡単に再開できなかった最大の理由は、泡盛作りに必要な黒麹がなかったからです。

黒麹は沖縄固有の麹で、他の場所からは調達できません。しかし、沖縄は日本で唯一、戦場となってしまった場所で、戦後は廃墟になってしまい、黒麹菌が消滅してしまったように思われました。しかしゴザの上で生き延びた黒麹菌が幸運にも見つかり、泡盛作りが蘇りました。

泡盛の製造工程を学べる

多良川酒造見学ではまず、多良川酒造の泡盛造りの工程がわかる映像を鑑賞します。その際、試飲もさせていただけます。

製造には洗米、蒸米、米麹作り、仕込み、蒸留、熟成、帳合、出荷の順に行われます。多良川酒造では泡盛は作るものではなく、育てるものとし、手間暇惜しまず、心を込めて泡盛を作っています。

天然洞窟の貯蔵庫を探検できる

映像と説明が終了すると多良川酒造本社から徒歩5分ほどの場所にある、天然の洞窟を利用した貯蔵蔵を見学します。ここは「ういぴゃーうぷうす蔵」といい、ウイピャー森にある洞窟で、中には全国各地のお客様の泡盛を貯蔵しています。

木の扉には鍵がかかっており、それを開けるとゴツゴツの岩の階段を地下に降りていきます。洞内は年間20度に保たれていますので、ひんやりしていて薄暗くて、天井は低いです。トムソーヤ島の洞窟のようで、ちょっとした探検気分になりますが、階段を降りるとずらっとたくさんの泡盛の壺や一升瓶が置かれています。

これは泡盛が長期貯蔵すればするほど円熟味が増し、味が丸く美味しくなるからです。多良川酒造では通常の泡盛も出来たては出荷せず、1年は貯蔵してから商品として出荷します。「ういぴゃーうぷうす蔵」では多良川酒造で購入した泡盛を最長12年まで有料で貯蔵しておくことができます。

5年貯蔵の場合で、三升壺が48000円、一升瓶で10500円かかりますが、この価格には貯蔵終了後の送料も含まれています。三升壺は最長12年まで延長貯蔵可能で、5年以降は年間3000円の保管料がかかります。

酒造見学のついでに観光客が貯蔵することも多いようで、成人式や結婚記念日、還暦祝など何かのお祝いの時に飲めるよう貯蔵するようです。壺や一升瓶にはメッセージの書ける木札を下げられるので、それがまるでタイムカプセルの手紙ようで、忘れた頃にやってくるご褒美に感じそうです。

貯蔵された泡盛の中にはプロ野球のオリックス球団のものもありました。オリックスは宮古島で毎年キャンプし、これは優勝した年に貯蔵した泡盛で、次回優勝した時に飲むそうです。

お土産で泡盛「多良川」を試飲&購入できる

「ういぴゃーうぷうす蔵」から再び本社に戻ると、お土産コーナーがあり、ここでは7.8種類の泡盛が無料で試飲できます。氷や水、お湯なども用意されておいて、至れり尽くせりです。中には貴重なもの高級なものもありますので、ぜひドライバーでないならば試飲することをおすすめします。中でも「十年原酒」は他の場所では購入できませんので、ぜひ購入したいです。

試飲できるものは購入することができますので、試してから購入できるのは嬉しいですね。お土産に泡盛を買うなら、ここで購入するのがおすすめです。珍しいものとしては宮古島の有名キャラクターの宮古島まもる君の形の瓶に入った泡盛や、宮古島まもる君と妹のまる子ちゃんがラベルになった泡盛のミニボトルも売っています。お酒が飲めない方にはアロエ入り「まもる君コラーゲンジュース」や「琉球黒麹のもろみ酢」も売っています。

この販売コーナーでは、先ほどの「ういぴゃーうぷうす蔵」の貯蔵泡盛の申し込みもできます。

多良川酒造見学まとめ

今回は宮古島の南部にある多良川酒造見学について紹介しました。多良川酒造は創業70年の蔵で、ミネラル分が多く含まれた天然水を仕込み水に使用し、天然の洞窟での貯蔵により、まろやかで澄み切った味の泡盛が特長です。

ここではこだわりの泡盛作りの工程についてや天然の洞窟を使った貯蔵庫を見学することができます。また、無料試飲でき、ここでしか買えない貴重な泡盛を購入することもできます。

泡盛は貯蔵すればするほど味がまろやかになると言われ、貯蔵庫は貯蔵に適した環境なので、買った泡盛を有料で5年から12年保管してくれるサービスがあります。そのため、5年後の自分に、成人式を迎える息子のために、還暦祝の父親になど何かのお祝いの時のために泡盛を買って貯蔵する人も多いです。

多良川酒造のこだわりや貯蔵庫にたくさん貯蔵された泡盛の壺を見ると、この泡盛がどう変身するのか知りたくなります。タイムカプセルのように忘れた頃にやってくるプレゼントとして、旅の思い出に貯蔵してはいかがでしょうか。多良川酒造見学では親切に泡盛の製造について説明してくれます。宮古島の自然が作り出す泡盛についてより深く知ることができますので、ぜひ行ってみてくださいね。

住所:沖縄県宮古島市城辺砂川85
電話番号:0980-77-4108
交通アクセス:宮古空港から車で約15分
見学時間:10:00~17:00
定休日:日曜・旧盆・旧正月・年末年始休暇・GW休暇、土曜休みの場合もあり
入場料:無料
駐車場:あり(5台分)

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