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【下地島「通り池」の楽しみ方】ダイビング・釣り・駐車場

下地島の「通り池」は、飛行機から見下ろすと、宇宙から落ちてきた隕石がつくった2つの大きな池のようにみえます。この2つの池は海底でつながり、さらに、天然の海中トンネルで海ともつながっています。

通り池では、海水と淡水が混ざりあい、潮の満ち引きの影響で水面の高さが変化することで、時間とともに水の色を変化させます。ダイビングもできるので、水中から神秘的な世界を体感することもできます。

本記事では下地島の「通り池」の基本情報から、ダイビングや釣り、駐車場の情報まで詳しくご紹介します!

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下地島「通り池」の基本情報

下地島の通り池は、宮古島の西に位置する下地島の有名な観光スポット。大小2つの池が地下でつながり、さらに外海ともつながっているという不思議な地形で、沖縄県の史跡名勝天然記念物にも指定されています。

さらに、県の史跡名勝天然記念物でありながら、ダイバー憧れの人気ダイビングスポットにもなっていて、下地島の通り池ならではの魅力といえるでしょう。

下地島の観光名所「通り池」とは

下地島の通り池とは、大小2つの円形の池です。下地島北部の海岸近くにあります。海側の池は、直径約75m、水深40m~50mほど。陸側の池は、直径約55m、水深25m~40mほどです。

この2つの池は、地上からみるとただ並んでいるように見えますが、“通り池”という名前からもわかるように、地下部分でつながっています。さらに、海側の池は、天然の海中トンネルによって外海にも通じています。

通り池は海とつながっているため、潮の満ち引きで池の水面の高さが変わり、それによってコバルトブルー、深い青色など水の色も変化します。また、太陽の光があたるとエメラルド色に輝くなど、表情をコロコロと変えるのも通り池の魅力です。

下地島「通り池」へのアクセス・駐車場

下地島の通り池へは、2015年に開通した「伊良部大橋」を使えば、宮古島から車で行けます。宮古空港から下地島の通り池までは車で約30分ほどです。

2019年からは空からアクセスすることもできるようになりました。2019年4月1日、下地島に「みやこ下地島空港ターミナル」が開業。

2019年3月30日にLCCジェットスターが「成田=みやこ下地島空港」定期便を24年ぶりに就航させました。さらに、2019年7月3日には「関西空港=みやこ下地島空港」便が就航する予定です。

この新しい下地島の空の玄関口、みやこ下地島空港からは通り池は、車で約12分ほど。通り池はみやこ下地島空港のすぐ裏手に位置しています。

駐車場は、広々として20台ほど駐車可能。駐車料金は無料です。

  • 宮古空港から車で約30分
  • みやこ下地島空港から車で約12分

下地島「通り池」の歴史・伝説

下地島の通り池には、その不思議な地形と神秘的な雰囲気からたくさんの伝説があります。中でも有名なのは、人魚伝説「ユナイタマの伝説」と海側の池に伝わる「継子(ままこ)伝説」、この2つです。どちらも悲しいお話しです。

ユナイタマの伝説

むかし、むかし、通り池の近くに2軒の家がありました。そのうちの1軒に住む漁師がある日、漁をしていたところ、海霊の化身である“人魚(ユナイタマ)”を釣り上げました。漁師はユナイタマの半身を切って、もう1軒の家の人に分けてあげました。

その夜、海から「ユナイタマ、帰っておいで~」という声が聞こえてきました。そして、その声に答えるように、半身を切られたユナイタマが海に向かって「私は体の半分を切られてしまって帰れません。」と返答しました。すると、海から再び「これから大きな波をおくるから、その波に乗って帰っておいで~」という声が・・・。

これを聞いた2軒の家族は、すぐさま伊良部島へ逃げ、その後、大津波が押し寄せ下地島は全て津波に飲み込まれてしました。波が引いた後、2軒の家があった場所にはぽっかりと穴があき、その2つの穴が池となり下地島の通り池になったといいます。

この伝説で語られている“大きな波”は、1771年(明和8年)に八重山地方を襲った明和の大津波ではないかといわれています。

継子伝説

むかし、むかし、奥さんに先立たれてしまった下地島の漁師は、残された男の子を不憫に思い、後妻を迎えました。3人は仲良く暮らしていましたが、後妻に男の子が生まれたことで、後妻は、継子(先妻の子)を邪魔に思うようになりました。

ある日、夫が仕事へ出かけた後、後妻は2人の子どもを通り池へ連れていき、先妻の子をツルツルした滑りやすい岩場に、自分の子をゴツゴツした岩場に寝かせ、家に帰りました。

後妻は2人の子どもが眠った頃、通り池に行き、ツルツルした岩場に寝ていた先妻の子を池に突き落としました。後妻は、残った子どもを背負ってすぐさま逃げ帰りました。

その道中、背中に背負った子どもが後妻に「弟はどうしたの?」と。

実は、優しいお兄ちゃん(先妻の子)は、ゴツゴツとした岩場では弟(後妻の子)は眠れないだろうと、場所を変わってあげていたのです。

間違って自分の子を殺したことに気づいた後妻は悲しみに暮れ、通り池に飛び込んで命を絶ちました。

この伝説は、海側の通り池に伝わる話で、海側の通り池には「継子台(ままこだい)」 と呼ばれる岩場があります。

下地島「通り池」付近のトイレ・売店・休憩所

下地島の通り池には、駐車場のすぐ横に整備されたトイレがあり、男子トイレ、女子トイレのほか、多目的トイレも設けられています。

また、通り池は、下地島で一番有名な観光名所といわれるだけあって、遊歩道もばっちり整備されていてバリアフリーになっています。休憩スーペースやあずまやもあるので、車イスを利用する人も安心して出かけられます。

通り池には、売店はありませんが、駐車場に移動販売の車がいて、飲み物やスイーツ、軽食を買うことができます。

  • トイレ/あり
  • 売店/移動販売車あり
  • 休憩所/あり

下地島「通り池」の魅力と楽しみ方

下地島の通り池の楽しみ方は大きく分けて2つあります。「地上から楽しむ」か「水中から楽しむ」か!

地上からは、青空のもと、緑に囲まれた遊歩道をのんびり歩きながら通り池へ向かいます。

その道中、日本では沖縄と九州の一部でしか見られないパイナップルに似た植物「アダン」のトンネルや南国のチョウチョたち、鳥たちのさえずりが楽しませてくれます。これは、水中からでは味わえない楽しさといえるでしょう。

水中からは、ダイビング。下地島の通り池は、沖縄県の史跡名勝天然記念物でありながら、ダイビングが楽しめる貴重なスポットで、ダイバーたちに大人気です。

ダイビングは、外海から、高さ約45m、幅約20mの天然の海底トンネルを通って、通り池に入っていきます。

お楽しみのひとつは、水温の違う水が接してできる境界面「サーモクライン」。水の色がコバルトブルーとグリーンの2色にくっきりと分かれる神秘的な海の世界です。太陽の光が差し込むと、角度によって、黄色やピンクにも変化するそう。

外界と通じるまでの歴史

下地島の通り池がどうやって外界(外海)とつながるようになったのか?・・・どうやら下地島が琉球石灰岩に覆われた島であることが関係しているようです。

下地島の西側は、“カルスト地形=石灰岩が雨水によって溶食されてできる地形”になっていて、ところどころに円形状に凹んだ“ドリーネ”という地形がみられます。

そのドリーネのうち、地下の鍾乳洞が崩落して大きな穴となった2つのドリーネが連結し、地下でつながる通り池を形成しました。

さらに、海に面した海岸の崖が波によって削られ洞窟となり、その洞窟が通り池とつながったことで外海から海水が侵入し、現在の通り池になったようです。

宮古島エリア随一のマンタとも遭遇できるダイビングツアー

下地島の通り池は、人気のダイビングスポット。ですが、難易度は高く、初心者向けのポイントではありません。理由は、ダイビング中は水底の45mまでは行かずに、ずっと中層を泳ぐため、足を付くタイミングがないからです。

外海から通り池につながる天然の海中トンネルを進んでいくと、池の淡水が混じり、塩分濃度の差によって水の色が変わっていきます。そして、水温の違う水が接する境界面「サーモクライン」では、ブルーとグリーンの水がゆらめきながらくっきり分かれる現象がみられます。

通り池にもぐりやすい時期は秋から春。キンギョハナダイ、クメジマオトヒメエビ、ホワイトハンド、シイラ、イソマグロ、ナポレオンフィッシュ、ナンヨウマンタなどにも出会えるそう。

また、初心者のダイバーでも通り池ダイビングの雰囲気を味わいたい人は、「鍋底池(なべぞこいけ)」へ。

鍋底池は、通り池の遊歩道をさらに奥に進んだところにあります。ギザギザとした鍾乳石に囲まれ、海が荒れると鍋底が沸騰しているようにブクブクと泡立つことから「鍋底池」と名付けられたそう。

波が打ち付け鍾乳石に反響した音が、赤ちゃんが母親のお腹の中で聴く音に似ていることから、生まれ変わりの場所、新たな自分をスタートさせるパワースポットにもなっています。

この鍋底池は、「ミニグロット」と呼ばれるダイビングスポットでもあります。水深10mのところに空いた横穴を進むと池に浮上できることから“ミニ通り池”とも呼ばれ、初心者ダイバーでも楽しめます。

店名/マリンズプロ宮古(ダイビングショップ)
プラン料金/1ビーチ6,600円、1ボート11,000円、2ボート13,200円、3ボート18,700円、ナイト8,800円
住所/〒906-0505 沖縄県宮古島市伊良部国仲531-18
問い合わせ/0980-78-5855

大物も狙える釣り

下地島の通り池の南から下地島空港南端までの磯は、釣り人たちの間ではよく知られる大物狙いの釣りポイントです。

41kg越えのアーラミーバイ(大型のハタの一種)が釣れたこともあるほどで、50kg以上のロウニンアジもねらえるそうです。

下地島「通り池」まとめ

下地島の通り池は、2019年4月1日に開業したばかりの「みやこ下地島空港ターミナル」の裏手にあり、車で12分ほどです。

通り池の近くには、生まれ変わりのパワースポット「鍋底池」もあるので、今後、「みやこ下地島空港ターミナル」への定期便が増えるにつれ、注目度も高まるはず。

ぜひこの記事を参考にして、神秘的な下地島の通り池へ行ってみてくださいね!

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