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「はいさい」!沖縄方言「うちなーぐち」の意味と由来、使い方

旅行の楽しみはその地域にある観光スポットだけではありません。旅行先に住む人々との交流も旅行の醍醐味の一つですよね。

沖縄へ旅行すれば必ず一度は耳にする言葉があります。それが沖縄の方言「うちなーぐち」です。

しかしその意味をよく分からずに聞き流している人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は沖縄の方言「うちなーぐち」の意味と由来、そしてその使い方についてご紹介致します。この記事を読めば沖縄方言「うちなーぐち」が分かるようになり、より現地の方との交流も楽しめるようになるので、ぜひ旅行前にご覧ください。

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沖縄の方言「うちなーぐち」にはどのような意味があるのか

「うちなーぐち」とは沖縄の方言、もしくは沖縄で使われる言葉を意味します。沖縄以外で使われることはほとんどなく、沖縄ならではの言葉だといえるでしょう。

このような沖縄の方言は島言葉と呼ばれる場合があります。その場合は沖縄本島の言葉に限らず宮古島や八重山諸島等の離島の言葉も含まれています。

沖縄旅行で現地の人と交流するのであればこの「うちなーぐち」への理解が欠かせません。何故なら古くから沖縄に住み、現地の歴史や文化に詳しい人ほど、この「うちなーぐち」を使って話す割合が高いからです。

例えば「にふぇーでーびる」という沖縄方言がありますが、その意味が分かる、という内地の人はどれだけいるでしょうか。

恐らく説明されなければその意味が分からない、という人がほとんどなのではないでしょうか。「にふぇーでーびる」の意味は「ありがとう」です。

「ありがとう」という言葉はどんなシーンでも使う可能性がある言葉ですよね。しかしそんなよく使う言葉ですら、「うちなーぐち」となると決して知れ渡っているわけではないのです。

これは単純に自分自身を沖縄に昔から住む人として考えてみて欲しいのですが、自分が「うちなーぐち」を使う沖縄人だとしたら、その言葉に理解を示してくれる人に好感を持ちますよね。

このことは日本に来日する外国人に置き替えて考えると分かりやすいかもしれません。例えば日本に来日しながら英語だけでコミュニケーションしようとしてくる外国人と、日本語を織り交ぜ、歩み寄りながら話しかけてくる外国人がいたとしましょう。

どちらの外国人から良い印象を受けるでしょうか。きっとほとんどの人が後者から良い印象を受けるのではないでしょうか。

このように、普段使い慣れた言葉に理解を示してくれるのは、誰だって嬉しいものです。したがって内地から沖縄へ旅行する際は、「うちなーぐち」について詳しくなる必要はありませんが、理解しようとする姿勢を示すことが大切なのです。

沖縄の方言「うちなーぐち」の由来について

 

沖縄の方言「うちなーぐち」の由来について考える場合は、琉球王国までさかのぼって考えなければなりません。何故なら沖縄はそもそも日本ではなく琉球王国だったからです。

ほとんどの日本人は沖縄が日本であることを当たり前に考えているかもしれませんが、200年前までさかのぼると、現在の状態は考えられないことなのです。

ではそんな琉球王国の由来を持つ「うちなーぐち」にはどのような特徴があるのでしょうか。「うちなーぐち」について理解する為には、沖縄県がどういうところなのかを改めて考えなければなりません。

沖縄は内地の大阪府や愛知県のように、県ごとの区切りが陸続きではありません。小さな島を含めるとおよそ360の島から成り立つ県です。

その為、沖縄の方言「うちなーぐち」として県単位で一括りにしたとしても、島ごとに違いがあることを理解しなければなりません。

では琉球語にはどのような言葉の種類があるのでしょうか。それは沖縄で主に話されている中央沖縄語、そして宮古語、八重山語、与那国語など離島で使われている言葉です。

琉球語はこの他にも複数の言葉がありますが、この中の中央沖縄語が「うちなーぐち」と呼ばれています。そしてこの中央沖縄語は琉球王国の王家の言語としても用いられてきました。

琉球王国の言葉と知ると、少し「うちなーぐち」への印象が変わりますよね。しかしながらそのような認識は年々薄れてきているのが実際のところです。

現在ではこの中央沖縄言語、宮古語などは消滅の危機にある言語とされていて、ユネスコにも認定されています。このように沖縄の方言「うちなーぐち」の由来ついて考える際は、琉球王国の存在が欠かせないのです。

次ページ:琉球王国とはどのような国だったのか

 

琉球王国とはどのような国だったのか

沖縄方言「うちなーぐち」を王家の言語として用いていた琉球王国とはどのような王国だったのでしょうか。ここからはその詳細について言及します。

琉球王国は、1429年に成立した国です。1879年に日本政府が軍隊を送り込み制圧するまでそこには450年の歴史がありました。しかしながら日本と同様に自然に国が生まれたわけではありません。尚巴志という人物の活躍によって権力が統一されたことにより、琉球王国は始まったのです。

そしてその後、琉球王国は貿易を通じて発展していきました。外交先としては日本、中国、朝鮮だけではなく東南アジアの国々も含まれていました。観光スポットとして有名な首里城はそんな貿易や外交を行う琉球王国の政治と文化の中心地だったのです。

しかしながら琉球王国の450年の歴史は一つの政権がずっと続いたわけではありません。琉球王国は金丸という人物のクーデターにより一度政権が奪取された記録があります。

その後政権は長く続いたわけですが、中国や日本からの侵攻により、中国支配下であり日本の従属国でもあるという微妙な立ち位置へと追いやられていきました。

そして明治維新により西洋の真似事をはじめた日本は、琉球王国から国王を追放し日本国の領土として沖縄県を設置設置したのです。

このような歴史を考えると、沖縄方言「うちなーぐち」の意味がよくわからない内地の人間が大勢いるのは自然なことかもしれません。

何故なら、沖縄方言は方言としていますが元々は琉球王国という、日本とは別に独立して存在していた国の言葉なのです。

沖縄方言「うちなーぐち」の使い方

沖縄で旅行していると、ちょっとした瞬間に沖縄方言「うちなーぐち」を思わず使いたくなる瞬間がありますよね。

そこで以下に簡単に使える挨拶としての「うちなーぐち」を紹介します。

「こんにちは」=「はいさい」

「いらっしゃい」=「めんそーれ」

「ありがとう」=「にふぇーでーびる」

この程度の方言であればちょっとした会話の中でも使えそうですよね。沖縄旅行中に現地の人との会話でうちなーぐちを使いたくなった際は、このようなちょっとしたあいさつ程度の方言を使うことがポイントです。

まとめ

いかがでしたか。

ここまで沖縄の方言「うちなーぐち」について紹介しました。

旅行者として沖縄方言を使う際は敬意を込めて使うことが欠かせません。これは沖縄に限らないかもしれませんが、その地域に長く住む人は方言や文化に対して誇りを持っている場合が少なくありません。

関西人が関西弁を軽く使われると憤怒するように、沖縄にも「うちなーぐち」を大切にしている人は沢山いるのです。したがって沖縄で沖縄の方言「うちなーぐち」を使う際は、タイミングと使い方に注意を選びましょう。

沖縄の人は気性が穏やかな人が多いですが、それは決して感情が無いわけではありません。嫌なことは嫌であり、不快なことは不快なのです。沖縄の人は基本的に陽気で明るいですが、だからといって失礼な態度をとっていいわけではありません。

東京の人が関西人の前で関西弁を使うように、沖縄の人の前で内地の人間が沖縄の方言「うちなーぐち」を使う際は、敬意を込めて注意深く言葉を選ぶことが大切なのです。

ぜひ沖縄に旅行に行かれる際は正しく「うちなーぐる」を話して、現地の方々との交流を深めてみてはいかがでしょうか。

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