あなたは沖縄・宮古島周辺のダイビングで有名な八重干瀬(やびじ)をご存知ですか?世界的に有名なダイビング&シュノーケリングスポットで、海の透明度と魚の種類の多さは群を抜いていると言われています。
ここでは宮古島から八重干瀬へのアクセスと、ダイビングやシュノーケリングの概要、その魅力や注意点などをご紹介します。
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Contents
そもそもダイビングとは
ダイビングとシュノーケルの違い
ダイビングとシュノーケルの違い。それは端的に言うと、海の底に潜るか、水面と水中を行ったり来たりするかの違いです。
また、ダイビングはウェットスーツ着用でアクアラングやレギュレーター、水中メガネ、足ひれ、それに身体を浮かず沈まず状態にするためのウエイトが必要で、基本的に体験ダイビングを除くファンダイビングにはライセンスが必要です。
シュノーケルはライセンスが必要なく、水中メガネとシュノーケル、足ひれさえあればできます。水面から外にシュノーケルを突き出しているので、息継ぎをしないでも魚のように水中を観察することができ、珍しい生物の生態も見ることができます。
ウエットスーツをはじめ、アクアラングなどの高価な機材が必要となるダイビングに比べ、自前でも調達でき、機材を持っていればすぐにできるシュノーケルのほうが、気軽にはじめられるマリンスポーツだと言えるでしょう。
ダイビングの面白さ
ダイビングはなんだか機材も多く、ものものしいし、難しそう、そう思っているのではないでしょうか?
確かに機材は多いし、免許は要るしなので、まったくの遊び気分ではなかなかライセンスまでは取れません。しかし、その気になってライセンスを取ると、そこから一気に海の中の奥深さに驚かされます。
サメやマンタが悠々と泳いでいる姿、自分の頭上を水族館でしか見たことがない魚が泳いでいく姿は、一度経験すると病みつきになります。
ダイビングする際の注意点
少しでもダイビングに興味があるなら、「ダイビング後は飛行機に乗ってはいけません」と書いてある注意書きを見たことがありませんか?これはいったいなぜなのでしょうか?その理由は、「減圧症」にかかるリスクがあるからです。
帰りの飛行機は遅いから、それまでの空いた時間にダイビングをしよう、と考える人もいるかも知れませんが、これは残念ながらできません。
減圧症とは、ダイビング後に身体にたまった窒素が、飛行機にのることによって血管内で気泡となり、激痛や意識を失う場合があるというものです。
通常、ダイビング1本を行うと飛行機に乗るまで12時間経たないと乗ることができません。また、複数本のダイビングなら18時間の待機時間が推奨されているように、ダイビングをすると知らず知らずの間に身体の中に窒素がたまっているのです。
なお、飛行機のみならず、300~400m級の山を超えての移動もNGです。例えば、箱根や伊豆の山を越えるなどという場合には、注意が必要です。
また、減圧症は高所だけを注意するのではなく、潜水の深度や時間、また浮上する際の速度、ダイビング間の休憩時間も関係してきますので、決まりをしっかり守ってダイビングを行いましょう。
さらにスキューバのタンク内に酸素とともに入っている窒素に酔うこともあります。これは潜る深度やレギュレーターをうっかり外してしまった、気持ち悪くてはいてしまった、などが原因として挙げられます。
この他、水中で息を止めることによって起こる「肺の過膨張障害」、虫歯や副鼻腔炎によって空気が圧縮され締め付けられる現象であるスクイズ、耳抜きができないことから来る鼓膜の破れなど、ダイビングには身体を守るために必要な知識がたくさんあります。
宮古島にある八重干瀬のダイビング
八重干瀬のいいところ
「八重干瀬」(やびじ)とは、宮古島の北5~15kmのところに、25kmにわたって大小100以上の干礁からなる、日本最大級の珊瑚礁のことです。2013年からは「日本最大の卓状のサンゴ礁群として重要」という理由から、国の天然記念物にも指定されています。
水の透明度も抜群、その上、色とりどりの熱帯魚も生息するここでダイビングすることは、日本のみならず、世界中のダイバーの憧れなのです。そのため、シーズンになると、どのダイビングツアー会社も満席になる率が高いです。
ダイビングに必要な準備
ダイビングと海水浴では、準備するものが若干違いますので注意しましょう。ダイビングの必需品は次の通りです。
- ウエットスーツにしまいこむのにじゃまにならないような水着
- バスタオル
- ハンドタオル
- ダイビングのログブック
- Cカード(ライセンス)
- 着替え
- バッグ(できれば防水)
- サンダル
次にあると便利なものをご紹介します。
- 酔い止め薬(小さな船でダイビングポイントに向かいますのでけっこう揺れます)
- パーカー類
- ラッシュガード(船上で、窮屈なウエットスーツを脱いだときに、さっと羽織れるもの)
- コート(秋冬には必需品)
- カメラ(あれば防水ケースも)
- ポンチョ型タオル(更衣室に行かずとも着替えることができます)
- おやつ(海から上がると意外にお腹がすきます)
- ヘアトリートメント(海水では意外と髪がキシキシになります)
これら全部を持っていこうとすると結構な荷物になりますが、小さな船に大勢が乗るため、荷物はできるだけコンパクトにまとめましょう。時には「要らないものを持ってきたな」と思うこともあるかも知れませんが、何回もダイビングツアーに出かけていると、ほんとうに必要なものがおのずとわかってきますので、大丈夫です。
八重干瀬に行く場合の注意点
八重干瀬に行くのは7.8月の夏場がやはりシーズン的にはいいのですが、この時期は台風も来やすい時期です。そのため、せっかく早くから予約をしていても台風のためにキャンセルになってしまうことも多いです。
そのため、台風が比較的来ない9月、10月がおすすめです。ただし、夏よりも水温が下がるため、ちょっと肌寒いかなと感じることもありますので、風邪などをひかないように、しかるべき準備をするのがおすすめです。
宮古島・八重干瀬の周辺スポットとアクセス
宮古島の観光スポット
海の透明度は沖縄本島以上の宮古島には、数々の絶景スポットがあります。まず、橋を渡って右手にある、竜宮城展望台は「宮古島一の絶景ポイント」と言われています。特に階段を登り切った3階からの眺めは、エメラルドグリーンの濃淡の海がとても美しいです。
また、1995年完成、全長1690mの来間大橋は、宮古島と来間島を結ぶ橋で、もともとは農道として整備されていた橋で、下を船が通るために真ん中が盛り上がったようなデザインになっており、とてもユニークです。
この橋から見る夕日はとてもきれいですし、夜景もロマンチックです。また、両側に広がる絶景は「インスタ映え」するカラフルできれいな写真が撮れます。
那覇から宮古島へのアクセス
沖縄本島の那覇から宮古島へは、約50分で、何本も飛行機が出ています。ANAとJALがそれぞれ日に6便、9便と数多いです。ただ、正規料金は20,000円程度と高く、75日前など、早期割引が適用されると5000円前後で購入できます。
宮古島から八重干瀬へのアクセス
宮古島から八重干瀬へは、定期船などは就航していません。そのため、ダイビングショップなどが主催するダイビングツアーなどを利用する場合がほとんどです。
出発は宮古島の平良港から1時間、池間島からだと30分で到着します。船が池間大橋の下をくぐって、深いブルーの海を沖へ進んでしばらく行くと、海の色がエメラルドグリーンに変わるところがあります。ここが八重干瀬の入り口で、下には「日本のグレートバリアリーフ」と呼ばれる珊瑚礁が一面に広がっています。
まとめ
島では「やびじ」と呼ばれる、珊瑚礁のダイビング&シュノーケリングスポット「八重干瀬」をご紹介しました。ダイビングやシュノーケリングが好きな人なら一度は耳にしたことがある、憧れの聖地です。
海の透明度に加えて、魚の種類の多さも際立っており、その数は沖縄本島よりも多いと言われています。海の中のあまりの綺麗さに時間や規則を忘れがちですが、ダイビングの規則をしっかりと把握した上でダイビングに臨まれることをおすすめ致します。

ダイビング好きなら一度は八重干瀬にエントリーしよう
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